e-Sports大会RAGEを通して「スター選手つくりたい」　CyberZがシャドウバースを競技タイトルとした賞金700万円の大会を開催

2016年10月02日 17時00分更新

文● ちゅーやん

チャンスがあるタイトルだから“スター選手”をつくりたい

── RAGEとシャドウバースが組むことで、今後のe-Sportsやゲーム市場にどんな影響を与えたいですか。

大友氏：日本でe-Sportsブームが来るとは言われていますが、そんなブームの柱になれるのがシャドウバースとRAGEだと思っています。そこにプレイヤー人口の多さから、視聴数もかなりの数を見込めると踏んでいます。シャドウバースはすごくチャンスのあるタイトルだと思います。これをきっかけに、e-Sportsとしてのゲームスキルを磨きあって職業にしていく人を排出したいです。

木村氏：僕の場合はスター選手をつくりたいですね。いまってYouTuberが人気じゃないですか。YouTuberとスター選手って似てると思うんです。人気があって何かをしたことによってスポンサーがつくという点が似ていて、現時点ではYouTuberのほうが圧倒的に日本のビジネスとしては上の立場にいますが、そこにe-Sportsの選手を追いつかせるのがRAGEとの与えたい・やりたいことです。観られるような選手が登場して、その選手の人気がでて、その選手にスポンサーがつく、というような状態を目指しています。

── シャドウバースに限らず、e-Sportsの大会に対する敷居の下げ方に対する考えはありますか。

大友氏：先ほど木村さんからもあったように、まずは小さくて気軽に参加しやすい大会を開くことでしょうね。RAGEに限らず、例えばOPENRECスタジオで3～40人の大会とかも、私たちの範疇で開催できると思います。ほかにも、OPENREC.tvで配信する番組の中で○○さん主催のプチ大会を開いてみたりとか、カジュアルな大会を開催できるような場を増やしてたいですね。兎にも角にも、まずは一歩踏み出して参加してみてほしいです。

── 話は変わりますが、シャドウバースのPC版が配信開始した経緯ってありますか。

木村氏：シャドウバース自体がPCでやってもおもしろいだろうな、という想いが最初からありました。また、スマホであまりゲームをプレイしない人にもシャドウバースを遊んでいただきたかったのも理由のひとつです。

── PC版が出ると聞いたときに、最初に思ったのが世界的にみるとPCゲームのほうがe-Sportsが盛り上がっているので、そこに合わせたのかと思いました。

木村氏：それも半分くらいは考えていることですが、海外にもひとつのゲームとして出すので、通信環境などに関わらずプレイできるようなPC版をつくったんです。

── 今後、RAGEでPCゲームを扱う予定はありますか。

大友氏：まだ扱うと決定しているタイトルは無いですが、可能性はあると思います。現状はMOBA、格闘ゲーム、カードゲームの3つなので、例えばFPSはあると思います。日本でもいま人気な「Overwatch（オーバーウォッチ）」みたいなゲームを視野には入れています。タイトルを選定するときは販売台数がいくらか、人口がどれくらいいるか、ということを厳密な基準にはしておらず、ゲーム自体のポテンシャルだったり、開発の方と会って話して決めています。大会を運営するにあたって、ゲームメーカーさんにも協力いただく部分が大きく、協力していただかないと大会は成功しないんです。

「自然の導き」は最強カード。デッキに10枚入れたい

── シャドウバース含めて、RAGEの世界での展開や世界大会開催への展望などをお聞かせください。

大友氏：シャドウバース自体も世界を視野に入れたゲームですし、RAGEとしても今後の日本の大会をしっかり成功させて、海外でもRAGEを冠した大会をやっていきたいです。RAGEが世界に出ていくチャンスだと思っています。そのために、なんとしても日本での大会を成功させるのが最初の使命です。将来的には日本で世界大会を開催したいですね。

── 最後にいままでの質問とは全く異なりますが、シャドウバースで好きなカードを教えて下さい。

木村氏：急に来ましたね（笑）。「ベルエンジェル」は好きですけど、よく使うカードなら「自然の導き」が好きですね。このカードは個人的にたぶん世界で一番強い（笑）。できるならデッキに10枚入れたい！

大友氏：僕は「セージコマンダー」ですね。乙姫といっしょに出したりすると強いやつです。

── 私は「竜の託宣」が好きです（笑）。本日はたくさんお話しいただきありがとうございました！

RAGE vol.3 Shadowverse 大会概要

1、エントリー
エントリー期間：2016年9月20日（火）18：00～2016年10月3日（月）18：00
募集人数：1024名
エントリーページ：https://sv.rage-esports.jp/news/47
※本大会はどなたでも無料で参加ができるオープンな大会で、使用する端末は大会運営側が用意し、参加者によるカードの優劣はございません
※エントリー多数となった場合は抽選にて参加者を決定いたします

2、予選大会
開催日：10月22日（土）、10月23日（日）
会場：サンシャインシティ　ワールドインポートマートビル4F
（http://www.sunshinecity.co.jp/information/access_train.html）
※予選2日目（23日）は、予選1日目（22日）を勝ち進んだ128名が参加します
※予選2日目の23日（日）は、一般観戦のスペースを入場無料でご用意しております

3、決勝大会
開催日：11月23 日（水・祝）
会場：ベルサール秋葉原
（http://www.bellesalle.co.jp/room/bs_akihabara/access.html）
形式：予選大会上位8名によるトーナメント戦
賞金：総額700万円

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