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レッツノート20周年だから、神戸工場を訪れた 第3回

Panasonic Storeの担当者に聞く

レッツノート20周年記念の隠し玉はまだまだありますよ! 

2016年09月15日 09時00分更新

文● ASCII

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パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社の執行役員でeコマースビジネスユニットを担当している西崎由訓氏

 8月27日に開催された“Panasonic Store工房”は、レッツノート20周年を記念して、直販サイト“Panasonic Store”が中心となって企画したユーザー向けイベントだ。自分で選んだマシンを、本物の工場で、自分の手で組み立てて使う。そんなシンプルだが、ファンにはとても楽しい内容が特徴となる。

 決して安くはないプレミアムな20周年記念モデルを購入したユーザーが対象だが、イベントを実施した手ごたえは十二分に感じているようだ。パナソニック コンシューマーマーケティング株式会社の執行役員でeコマースビジネスユニットを担当している西崎由訓氏にお話を伺った。

Panasonic Storeに聞く“イベントへの想い”

── 20周年企画となります。いろいろなアプローチを考えられた結果だと思いますが、レッツノートのファンのことを考えた魅力あるイベントだと感じました。

西崎 Panasonic Storeはメーカー直販サイトです。これまでお客様のオーダーに応え1台、1台作っていくことを続けてきました。しかし、買っていただければ終わりではなくて、“買っていただく体験”、そして“買った後の体験”をより特別なものにしていきたい、そう考えて企画したのが今回のイベントです。最近はやりの言葉でいえば“カスタマー・エンゲージメント”の姿勢を強めていきたいと考えました。

 こうした背景がある中で、20周年という機会が訪れました。

 僕らにとって、特別な商品で20周年に臨むわけですから、これを買っていただいたお客様に対しても、僕たちのモノづくりの現場を見ていただきたいですし、製品の中身もより深く知ってもらえたらと考えました。そして最後に、ECサイトではお客様と触れ合う機会がなかなかありません。だからその機会を作りたいと思いました。

── 顧客とより深く関わり、製品の理解を深め、お客様と直接触れ合いたい。この3点に取り組んだということですね! 自分で組み立てたマシンを使うというのは、ファンには堪えられない魅力になると思います。

西崎 はい。愛着を持って大事に長く使っていただきたいと思っています。

── 実際に組み立てている様子を見ると、「本当に動くのかな」「壊れたらどうしよう」など、少しハラハラする面もありました。余計なことかもしれませんが。

西崎 ユーザーご自身で組み立てていただいていますが、一度お預かりして、通常の商品と同じように検査をして出荷します。サポートも通常通り実施するので大丈夫です!!

意外なほど幅広い層に支持された、工場でのイベント

── 先着順での募集だったと思いますが、想像以上に女性やファミリーでの参加が多い点も印象的でした。

西崎 買ったものをわざわざ“ご自身の手”で組み立てるので、もっと「男性の方が多いのではないか」「ひとりでいらっしゃる方が多いかもしれない」などと想定していました。しかし、ふたを開けてみたら、ご家族でいらっしゃったり、女性の方々でいらっしゃったりする方が多く、うれしさと同時に驚きもありました。

── レッツノートのユーザー全体でも女性の割合が増えているのでしょうか?

西崎 増えています。昨年から事業部と一緒に“働く女性に”というテーマで取り組んでいることもあり、女性目線で見た“価値ある製品”とは何かを考えています。キーボードのカスタマイズもその一例です。試行錯誤の結果として徐々に女性ユーザーの割合も増えています。

20周年モデルを組み立てていた女性もカスタマイズしたキーボードを選んでいた

── カラーバリエーションが豊富な点は直販のメリットです。これも女性の支持を得ている理由のひとつになっていますか?

西崎 女性の購入という点では、、一部の店頭でBTOカスタマイズコーナーという形で、Panasonic Storeのリアル版を展開しています。店舗数は限定していますが、女性のお客様が増えた理由の一つだと考えています。お話を聞くと、「購入前に店頭で詳しく説明してもらいたい」という声があります。これに応えられたためだと思います。

── レッツノートの小ささや軽さは、手にしてより深く感じられるものですからね。

西崎 はい。女性が持たれるカバンに入るという点は利点の一つだと思います。

── 比嘉愛未さんの起用も関係しているのかもしれませんね!!

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