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アツすぎるVR市場 いまから狙うならどのゲームプラットホームがいい?

2016年08月29日 23時00分更新

文●D2Cスマイル

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みさんこんにちは。ブループリントの山口です。

各企業からVRに関するニュースが連日発表されているので、VRもだんだん浸透してきているのではないでしょうか?

※「VR」とは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略式名称。 現実ではないが現実のように感じられる世界(仮想現実)を作り出す技術の総称

最近ではディズニーのVRコンテンツ『Disney Movies VR』や、ダイワハウスの注文住宅をVRで体感できる『TRY家Lab(トライエ・ラボ)』を発表するなど、身近なサービスでもVRの活用が目立ってきています。

ゲーム業界では、プレイステーションから2016年10月に発売される家庭用VR「PlayStation VR」の発売予定日が決定し、2016年6月18日より予約が開始されました。予約開始とほぼ同時に完売となり予約再開が待望されるなど、リリース前から盛り上がりを見せていました(PSVRが7月23日より予約再開|ファミ通App)。

そういった熱狂の中で今後特に注目するべきポイントとして、「VRプラットホーム」があげられます。今回は、今までのゲームプラットホームを振り返りながら、VR時代の中核となりうるVRプラットホームを紹介します。

プラットホームとデバイスの強い結びつき

ゲームプラットホームとは、スマートフォンゲームや、ソーシャルゲームなどを提供するプラットホームとして運営されているサービスのことを指します。

最も身近なゲームプラットホームといえば、スマートフォンに特化したApp StoreGoogle Playです。

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スマホゲームの登場以前からモバイルゲームの開発に注力してきたGREE(グリー)やmobage(モバゲー)は、現在でもソーシャルゲームユーザーに身近なゲームプラットホームとして定着しており、リリースの審査規定が厳しいプラットホームでは掲載されないゲームなども充実しているのが特徴です。

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これらのゲームプラットホームは、フィーチャーフォンやスマートフォンなど新たなデバイスの登場と共にゲーム市場の成長を牽引する中核をなしてきました

そして、VRという新しいコンテンツの躍進が期待される今年、VR市場をより広げるためのVRプラットホームの出現に各業界から注目が集まっているのです。

VRプラットホームとして注目を集めているのは次の3つです。

  • Oculus Store
  • Steam
  • PlayStation Store

これらの特徴や違いなどをそれぞれ詳しく見てみましょう。

Oculus社運営のGear VRのプラットホーム「Oculus Store」

最初に紹介するOculus Storeは、視野角が非常に広い110度で、VRの中でも没入感に定評があるVRヘッドマウントディスプレイOculus Riftを販売している米国Oculus社が運営するGear VR版のプラットホームです。

※Oculus Riftは、米Oculus VR社が開発したバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイ(HMD、頭部搭載型ディスプレイ):出典:http://dic.nicovideo.jp/a/oculus%20rift

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Oculus Storeは開発中のコンテンツを配信することが可能で、ユーザーはテスト段階から試して遊ぶことができる点が特徴となっています。

GEAR VRといえば、NTTドコモがGalaxy S7 edgeの購入者に無料でプレゼントするという販売キャンペーンを2016年5月に実施し話題となりました(ITmedia|ドコモも「Galaxy S7 edge」を発売、「Gear VR」がもらえる予約特典も)。

Gear VRはSamsung社と共同で開発したもので、スマートフォンの「Galaxy」をヘッドマウントディスプレイに差し込むだけで手軽にVR体験ができることから、世界各国の企業がGear VR版のコンテンツ開発に力を入れています。

価格もOculus RiftやHTC Viveに比べて安価のため、家庭用VRの普及では期待されておりコンテンツ量もかなり増えてきています。簡単に遊べるカジュアルゲームや360度動画もたくさんあるので、Oculus Storeの注目度はさらに高まるでしょう。

※VRヘッドマウントディスプレイで、最大3m×4mの範囲を歩き回れるルームスケールや部屋全体で360°の動作追跡が可能

VRゲームの中核となるPCゲームプラットホーム「Steam」

Steamは、米国Valve社が運営する幅広いPCゲームを取り扱うプラットホームです。こちらでは、Oculus RiftとHTC Vive向けのコンテンツを配信販売しています。

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サイトではヘッドマウントディスプレイの機種でコンテンツ表示が分けられており、Oculus Riftに比べて、開発が簡単で良質なVR体験ができるHTC Viveのコンテンツ量の方が圧倒的に勝っています。

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開発中のものを含め200以上のVRゲームが配信されており、既にVRゲームのプラットホームとしては中核となる存在となっています。

160以上のVRゲームが開発中!「PlayStation Store」

最後に紹介するのは、PlayStationの機器向けに運用されているプラットホーム、PlayStation Storeです。

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現在、PlayStation VRの発売開始予定である2016年10月13日に向けて、発表されているだけで既に160以上のゲームソフトが開発中とされています。これらがPlayStation Storeにリリースされた場合、一気にVRゲームのプラットホームとしてOculus StoreやSteamに引けを取らない存在になるでしょう。

発売前から多くのゲームソフトが開発されているPlayStation VRへの期待値は、国内では特に高くなっている傾向にあるようです。

VRコンテンツ開発のカギを握るVRプラットホーム

VRゲーム市場に参画するデベロッパーも、どの機器向けのソフトを開発するかにより、リリースするプラットホームが変わります。

まだすべてのVR機器が出そろっていませんが、人が集まるプラットホームでリリースできる機器向けのソフトを開発するか? それとも、人気の機器向けのソフトを開発して、それに従ったプラットホームにリリースするのか? 各企業がどのような戦略でVRゲームの開発を進めるのが一般的な流れになるのかがポイントではないしょうか。

10年以上前では、現在のようにゲームをダウンロードしてプレイするのが当たり前の時代が来るとは想像できませんでしたが、デバイスの変化とともに進化し誕生したプラットホームに今後も注目していきます。

(記事提供:D2Cスマイル

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