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MacやiPhoneを扱う梅田のヨドバシと蔦屋書店が激混みしているワケ

2016年08月27日 17時00分更新

文● 吉田ヒロ

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 みなさん、こんにちは。ASCII(週刊アスキー+ASCII.jp)編集部の吉田ヒロでございます。さて先日、大阪でMacやiOSデバイスがかなり売れているというヨドバシ梅田と、サービスプロバイダーが併設されている梅田 蔦屋書店を取材してきましたよ。

日本一の年商を記録する超抜店舗、ヨドバシ梅田

 1件目の取材先は、ヨドバシ梅田(ヨドバシカメラマルチメディア梅田)。JR大阪駅の中央北口を出てスグのところにあります。オープンは2001年11月なので今年で15周年になりますね。この店舗は、ヨドバシカメラの中でも日本一の売上を叩き出す超抜店舗で、年商は1000億円を超えるそうです。Apple製品の売上も日本一で、店内に設置されているAppleコーナー(Apple Shop)はなんと地上1階と地下1階に2カ所にあります。

 地上1階のエリアは入口の近くにあり、Apple Shopを取り囲むように各キャリアの販売ブースがあります。ここでは、iPhoneはもちろん、MacやiPad、Apple Watchが展示されており、お客さんがひっきりなしに訪れていました。

 専有面積が広いApple Shopだからこそできる施策として、ワンテーブルまるまるをローズゴールドのカラバリの製品で埋め尽くす展示がありました。iPhone、9.7インチiPad Pro、12インチMacBook、Apple Watch(ローズゴールドアルミニウムケースとラベンダースポーツバンド)、Solo2 Wirelessヘッドフォン(ローズゴールド)などなど。お客さんはまずこのエリアで足を止めて、Apple製品を触り倒している感じでした。

 担当者に話を聞いたところ、ローズゴールドづくしの展示は、全国でもヨドバシカメラの梅田店や秋葉原店の2店舗でしか実施されていないとのこと。なお、実際のカラバリで根強い人気を誇るのは、ゴールドとスペースグレイだそうですが、ローズゴールドのカラバリの登場で女性客が足を止める頻度が高まったそうです。もちろん、Apple Watchの展示コーナーや試着コーナーも設けられています。

 地下1階のエリアでは、地上1階のエリアでは展示されていなかったMac Proなども触ることができます。関西のお客さんは、即買いする人は少なくじっくり吟味する人が多いそうで、店舗に何度も足を運んで納得してから購入していくそうです。

 地上、地下のApple Shopとも隣にはSurfaceのコーナーが設置されているなど、Apple製品以外を含めてじっくりと触れる環境が整えられていました。

 ヨドバシ梅田にAppleユーザーが集まるのはApple Shopが2フロアあることはもちろん、地下2階にAppleの正規サービスプロバイダーであるクイックガレージ梅田が入っているのも大きいかと思われます。以前に別件で大阪取材したときにも感じましたが、関西はApple Shopが併設された家電量販店が首都圏に比べると少なく、加えて正規サービスプロバイダーが併設されている店舗というと数えるほどしかありません。

 Appleの担当者によると、大阪ではApple心斎橋(旧Apple Store心斎橋)がオープンから10年以上が経過し、修理拠点としても認知されており、現在でもGenius Barは連日大盛況とのこと。ヨドバシ梅田にあるクイックガレージ梅田も同様で連日混み合っているそうです。

9階なのに人多すぎの梅田 蔦屋書店

 2件目の取材先はもちろん梅田 蔦屋書店。JR大阪駅直結の大型商業施設であるルクア大阪にあります。JR大阪駅は最近再開発されまくりで、ルクア大阪は、地下2階、地上10階の商業ビル×2棟、ルクアとルクアイーレで構成されています。さらに、大阪駅からルクア大阪を抜けた先には、4棟のビルで構成されるグランフロント大阪があります。こちらにも商業施設がたくさん入っているので、JR大阪駅の近辺でほぼ1日ここで過ごせるかと思います。商業施設がこれほど密集している場所は、おそらく首都圏にもありません。とにかく広大です。迷います。

 前置きが長くなりましたが梅田蔦屋書店。ルクア大阪のルクアイーレのビルの9Fに入っています。ルクア大阪も結構な迷路なんですが、梅田蔦屋書店は書店としては導線が悪いと思われる9階という高層階であるにもかかわらず、かなりの人で賑わっていました。蔦屋書店といえば、2016年5月に同社創業の地である枚方に、日本一の床面積を誇るT-SITEとして枚方T-SITE(枚方 蔦屋書店)をオープンしたことが記憶に新しいですが、梅田の蔦屋書店はその1年ほど前の2015年5月にオープンした、関西では初のカフェブック業態です。

 本棚にはジャンルごとに分類された書籍や雑誌がディスプレイされており、蔦屋書店ではおなじみのスターバックスコーヒーも併設。フロアの至るところにある、イスやソファー、テーブルで、ゆっくりとくつろいでコーヒーを飲みながら本を読めます。9階にはそのほか、Bang & Olufsen(バング&オルフセン)のコーナーや、大手キャリアのスマホなどを購入可能なTSUTAYAモバイルもあります。

梅田蔦屋書店のウェブサイトから引用

 ワタクシの取材先はもちろん、9階にあるApple Authorized ResellerとAppleの正規サービスプロバイダーのキタムラ。蔦屋書店とキタムラの組み合わせは、湘南T-SITEや枚方T-SITEと同様ですね。Apple StoreやApple Premium Resellerとは異なる、独自の什器でApple製品がディスプレーされており、それぞれの製品をじっくり触って吟味できます。ワークショップなども随時実施しており、取材当日もちょうどiMovieのワークショップが開催されていました。

 なお、iPhoneやセルラー版のiPadについては、隣にあるTSUTAYAモバイルで3キャリアとも契約が可能です。

 蔦屋書店の担当者に、なぜApple製品を扱うスペースを店内に設けるのかを聞いたところ、数年前にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の社長である増田宗昭氏が代官山T-SITEを視察していると、スタバでMacを使っているお客さんがものすごく多いことに気付いたことがきっかけだったそうです。代官山T-SITEといえば、首都圏でも最高ランクの「スタバドヤり」ポイントですからね。

 さて、蔦屋書店が提案するこのカフェブック業態ですが、併設されているスターバックスコーヒーの売上も凄まじく、全国のスターバックスコーヒーの中でトップ10に入る店舗も複数あるそうです。担当者によると、枚方T-SITEはオープン当初はそれほどでもなかったが、現在では周辺の住民のみなさんの認知も進み、スターバックスコーヒーの売上も劇的に伸びているとのことでした。

 蔦屋書店の取材でまず驚いたのが前述した人の多さですが、Appleの正規サービスプロバイダーであるキタムラがこれまた広大なスペースを確保していることにもっと驚きました。3つのカウンターで構成されており、数多くのユーザーがひっきりなしに相談に訪れていたのが印象的でした。現在、iPhoneはどこでも買えますが、トラブルの解決や機材の修理はApple直営店かAppleの正規サービスプロバイダーに出向く必要あります。1件目の取材先だったヨドバシ梅田に入っているクイックガレージ梅田同様、梅田近辺で数少ない修理拠点として認知されているようです。

 Macがメインの時代から、Apple製品のユーザーは首都圏に集中する傾向がありましたが、Appleは直営店を増やさない代わりに大都市部では大手家電量販店と組んでApple Shopを展開、都市部から少し離れた郊外では大規模ショッピングモール内などにイオンや携帯電話の大手販売会社などと組んでApple Premium Resellerと正規サービスプロバイダーをセットで展開するなど、数年前と比べるとiPhoneはもちろん、Macが購入できる場所がかなり増えていますね。

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