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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第157回

世界シェア80%超えのAndroid、15年前のWindowsのように規制を受ける立場に

2016年08月18日 17時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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新しいOS「Fuchsia」の目的は?
まったくモダンなスマホ/PC用OSを実現するつもり?

 同時期にGoogleが新しいOSを開発中という憶測が出た。発信源は、Android情報サイトAndroid Policeの8月12日付の記事で、「Fuchsia」(赤紫、紫の強いピンク色の”フクシャ”)という新OSを開発していると報じた。Android Policeは、GoogleがGitHubにFuchsiaのプロジェクトページを設けてることのを発見。ここから分析したものだ。

 GitHubのFuchsiaページには、説明文として「Pink+Purple==Fuchsia(a new Operating System)」と記述してあり、カーネル「magenta」をはじめとしたコンポーネントが並んでいる。

 Android Policeはなかでも、magenta(マゼンタ)が、Chrome OSやAndroidとは異なり、Linuxカーネルをベースとしていない点を指摘する。magentaは「高速なプロセッサを持つモダンなフォン、モダンなコンピューターをターゲットとしている」とドキュメントの説明にある。ハードウェアとしては、32/64bitのARM、64bitのIntelベースのPCをサポートしているとのことだ。

 GoogleがChromeOSとAndroidをどのように展開するのか、別々に進めるのか、マージさせるのかは、以前から注目されてきた。特に、Androidを主導してきたAndy Rubin氏が2013年にAndroid開発から離れ、現在GoogleのCEOを務めるSundar Pichai氏が統括するようになってからは、マージの予想があった。

 Googleは実験的なプロジェクトを多数抱えており、Fuchsiaもその一つかもしれない。Android Policeは、「Chrome OSとAndroidをFochsiaに置き換えるのでは?」としながらも、スマートホームなどの分野に向けたものかもしれないとも予想している。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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