夜でもフラッシュを使わずに撮影すべし!
私も気を取り直し、ポケモンゲットしたりポケストップでアイテムもらったりしつつ(つまり、コンビニへまっすぐ向かうのではなく寄り道しながらだったということだ)歩いて行くと、道路の真ん中で発見。
まずは遠くからそっと、気づかれないよう、しゃがんでファインダーをのぞいて慎重に撮る。
夜の猫撮影は難易度が高い。
フラッシュは発光禁止にすること。AF補助光も発光禁止にすること。まあ大人の猫なら一発のフラッシュがただちに猫の目に悪影響を与えるとは言いきれないわけだが、それはぬきにしても、普通に考えて、猫の目は夜に強い(=光に敏感)なわけで、そこにいきなり強烈な光を浴びせられたらイヤだろう、ってことくらい大して想像しなくてもわかる。人間だってイヤである。私もイヤだ。
そういうことを猫にしてはいけない。
ついでに言えば、夜の猫の夜らしさを存分に出すにはフラッシュなんて使わない方がいい。
でも、夜だから暗い。きらびやかに電飾あふれる都会の猫ならともかく、街灯だよりの住宅街の猫となるとかなり暗い。
だから、F1.4や1.8の明るい単焦点レンズを用意し、ISO感度が上がりすぎないよう意識しつつ(感度を上げすぎると画質が落ちるから)、そうするとシャッタースピードはどうしても遅くなるので手ブレ補正の強いカメラで、スローシャッターで慎重に……でも、猫が動いてはブレちゃうので動きがとまった瞬間を見計らって撮る、というなかなかハードルが高くなるのである。
でも、夜ならではの雰囲気が撮れると気持ちいい。
しかも昼間と違って暑くて集中力が落ちるとか、じっとタイミングを待ってたら頭がクラっとするとか(熱中症注意!)そういうことがないのもいい。
この猫さん、私に気づいてつつつっと移動をはじめ、目の前を通り過ぎたかと思ったら、ちょっと離れて振り返ってこちらをガン見。
じーっとレンズ越しに見つめ合って、ピタっと止まった瞬間に撮らせてもらった。
大事なのは光。
家やアパートからの光もあるけど、やはり街灯がメインになる。街灯は猫との位置関係で明るくも暗くもなる。それをうまく使うのも大事。
お次はアパートの前でくつろいでいたんだけど、目が合った途端、ささっと隠れた猫。隠れたけど気になるからじっと見てる。柱の陰からちょっとだけ顔を出してるのがポイント。
この1枚だけ、いい感じで街の光があたって目がくっきり出てくれた。
すごく暗い駐車場でも、たまたま光があたる場所にいてくれると助かる。特に白い猫で横からの光だったのでいい感じに影がでてくれた。
最後の1枚はとある公園で。
ここ、ポケストップがあるのでちょくちょく行くのだが、昼行っても、夜行っても猫なんて見かけたことなかったのだ。でも深夜に行ったらちょこんとくつろいでるヤツが。
警戒心満載だけど、飼い猫のようで、目が合ったら一目散に逃亡ってわけじゃないので助かる。
でも、真後ろに公園の灯りがあって逆光になる。
そういうときはもう、わざと真後ろにそれを置いて、逆光らしい写真にしてみた。
ISO感度が上がってるのでザラっとしてるけど、夜の逆光猫である。
そんなわけでみなさまも、夜のポケモンGO散歩に行くときは明るいレンズをつけたカメラを忘れずに。ポケストップに猫がいるわけじゃないけど、油断してふらふら歩いてる猫に出会えるかも。
あ、夜の外出は地域の治安を念頭において、危険なとこへは近寄らないようお気を付けください。そういうとこはきっと猫もいないし。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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