6月24日、スティックPC用ドッキングステーション「DG-STKLC」がサードウェーブデジノスからリリースされた。同社のスティック型PC「Diginnos Stick」シリーズを拡張するデバイスだ。早速実機をお借りできたので、スティックPC用ドッキングステーション「DG-STKLC」を使い倒す技を紹介しよう。
スティックPCを使い倒すためのドックが登場
スティックPCは大きめのUSBメモリーのような本体にPCとしての機能を詰め込んだデバイス。モバイル用ではなく、通常のWindows 10が動作するのが特徴だ。コンパクトなので持ち運びが簡単で、ディスプレイーと電源さえあればいつでもどこでもPCを利用できる。しかし、本体のコンパクトさゆえに、拡張性は最低限。そこで活躍するのがドッキングステーションだ。
ドッキングステーションとは、本体の機能を拡張できるユニットのこと。先日発売された「DG-STKLC」は、サードウェーブデジノスから発売されているスティックPC「Diginnos Stick」シリーズに対応している。
本体のサイズは幅57×奥行き60×高さ128mm、重量は157gとドッキングステーションという割にはコンパクト。台座にはHDMI端子があり、2本のケーブルも収納されている。正面にはUSB×1、上面には電源スイッチ、背面にはUSB×2とHDMI出力端子、有線LAN端子、給電用のmicroUSB端子を備えている。
今回利用するスティックPCは「Diginnos DG-STK2F」。冷却ファンを搭載したコスパに優れる製品だ。まずはHDMI端子を差し込み、USBハブ用のケーブルと給電用microUSBケーブルを本体につなげば準備完了だ。
通常、スティックPCは直接ディスプレーに装着することが多い。装着できない場合も付属の短いHDMI延長ケーブルを利用するので、結局ディスプレーの裏側に設置することになり、脱着に手間がかかる。その点ドッキングステーションなら、机の上に引き出して利用できるのが手軽だ。ディスプレイの裏に隠れて無線LANの電波が弱くなっている場合なども、改善できる可能性がある。