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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第154回

南アフリカのスマホ事情の一端を見てきた やはりスマホは普及している

2016年07月09日 12時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ASCII.jp

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主要キャリアは3つ
新興キャリア、Cell Cの人気が高まっている模様

 事業者の名前はすでに出たが、最大手のVodacom(ボーダフォン系)ではLTEをアピールしていた。2番手のMTNに続いて、3番手Cell CがLTEをスタートしたところというから、これからという段階のようだ。VodaconはVoLTEもスタートしている模様。だがネットワークのカバレージはまだまだとは前述の知人の弁。2G(GSM)がいまだに主流で、今年になってようやく3Gが2Gを上回るかもという段階のようだ。

MTNの製品カタログをもらってきた。シャオミやキャタピラーのスマホを扱っているようだ

 なお、知人を含め、話をした人はCell Cが多かったのだが、新興ながら固定回線とのバンドルなどコストパフォーマンスに優れるのが人気のよう。知人はプリペイドでSamsungのスマホ(Galaxy Jシリーズ)を使っており、チャージするごとにもらえるボーナスを考えると、2年契約をする気がしないとのことだった。

 最後に全体図。基本情報は外務省の南アフリカ関連ページやWikipediaなどを参照いただくとして、約5400万の国民には極端な貧富の差がある。貧しい人が集まる地域には足を踏み入れることができず、その点でもこのレポートを「南アフリカ」とするには偏りがあると言えるだろう。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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