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製造を担当するのは大手中国メーカーか

ドコモがローエンドスマホの投入を検討、LTE対応ガラホも準備

2016年07月07日 23時00分更新

文● 石野純也 編集●ゆうこば

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 ドコモは、低価格スマートフォンの投入を検討している。6月に社長に就任した、吉澤和弘氏がインタビューで明かした。コストを抑え、本体価格で3万円を切るSIMフリースマホは、家電量販店やMVNOが販売。キャリアの「実質0円」が禁止される中、販売台数を伸ばしている。ドコモの低価格な「ローエンドスマートフォン」(吉澤氏)は、こうしたニーズに応えるものになる。

インタビューに応じたドコモの代表取締役社長、吉澤和弘氏

 ドコモも富士通製の「arrows SV F-03H」など、ミドルレンジのスマホはラインアップにそろえていたが、価格はもう一段下になりそうだ。吉澤氏によると、「売値(実質価格)はどうかを別にして、フラグシップモデルの半分ぐらいのもの」を検討しているという。ミドルレンジモデルのarrows SVが、税抜きの本体価格で5万円台後半、実質価格が2万円程度であることを考えると、ローエンドモデルの価格は実質で1万円を切る可能性がある。

 すでに「ベンダーとも議論を始めている」(同)といい、秋冬モデル以降のラインアップに、この新モデルが加わりそうだ。製造を担当するメーカーは、コストとの兼ね合いもあり、「日本メーカーができるかどうかは難しいかもしれない」(同)という。ある関係者によると、大手中国メーカーがドコモと導入の交渉を続けているようだ。

夏モデルとして発売されたばかりのミドルレンジモデル「arrows SV F-03H」。ローエンドモデルは、これを下回る価格になりそうだ

 また、OSのベースにAndroidを採用したフィーチャーフォン(ガラケー)も、新端末を発売する。吉澤氏は「VoLTEに対応させ、音声品質がよいもので、そういった端末で3Gからの移行を進めていく」と語る。ドコモのスマホ比率は「6割を超えたところ」(同)だが、依然として1000万台以上のフィーチャーフォンが稼働している。日本のフィーチャーフォンは世界的に見ても高機能なため、「これで十分という方もたくさんいる」(同)というのが、その理由だ。

 一方でドコモのフィーチャーフォンは、LTEに未対応。ネットワークを移行させていく上での、支障にもなっている。ドコモはVoLTE対応のAndroidフィーチャーフォンを投入し、LTE対応モデルの比率を上げていく方針だ。吉澤氏は「料金も考えなければいけない」と述べ、LTE対応フィーチャーフォンに向けた新料金を検討していることも明かした。

Android搭載フィーチャーフォン(ガラホ)も、LTE版を発売する。専用料金も検討している

 端末の分野では、長期的な目標として、スマートウォッチやスマートグラスの開発も検討している。2020年の5G導入に合わせ、「パーソナルエージェントとして使えるもの」(同)の投入を目指す。

 このほか、吉澤氏は、対MVNO戦略やネットワークのロードマップ、ドコモが戦略として推進する「+d」について語っている。インタビューの本編については、明日8日掲載する予定だ。

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