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ドコモ社長、加藤氏から吉澤氏に交替 座右の銘は「失意泰然 得意淡然」

2016年05月13日 16時10分更新

文● オカモト/ASCII.jp

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 NTTドコモは、今日13日開催の取締役会で役員の異動を決議。新代表取締役社長の候補として、現代表取締役副社長の吉澤和弘氏を指名したことを発表した。現代表取締役社長の加藤 薰氏は取締役相談役に就任予定。いずれも6月16日開催の定時株主総会で正式に決定される予定。

 吉澤和弘氏は1955年生まれ。電電公社/NTT時代から移動通信に携わり、ショルダーフォンの実用化時には、加藤社長と上司・部下の関係だったこともあるという。NTTから移動通信事業が独立した際には設備部の担当課長として、設備投資の計画に従事している。

ドコモ現社長の加藤 薰氏(左)と新社長の吉澤和弘氏(右)

iPhone発売やNOTTVの撤退などを進めた加藤社長
4年間の実績には、「及第点をいただきたい」

 今回退任する加藤社長は2012年の就任。この4年間に通信事業者の使命と夢に挑戦したと振り返り、始めたこととして「iPhoneの発売」「新料金プランの開始」「ドコモ光の開始」の3つをピックアップ。同時に「インド・タタへの出資」「mmbi(NOTTV)」「(ホテル向け高速インターネットの)インタータッチ」といった整理した事業についても言及した。

 新料金プラン導入時は急速な移行により、減収減益の時期もあったが、今は「着実に利益回復の道が見えている」として、こういうタイミングでバトンタッチできることにホッとしていると語った。

 なお、4年間の実績についての自己採点を聞かれた加藤社長は、最初の半年は決断できなかった場面もあったため30点、トータルでは「なんとか及第点をいただきたい」とのことだった。

吉澤新社長は、ドコモ社員に
「ドコモの基地局のように高感度でなくては」

 一方の吉澤氏は、この4年間は加藤社長とともに経営企画部長や副社長として、経営の中枢でコストの構造改革などを進めてきた。そして今後の方針として、「サービスの創造と進化」「+dの進展」「基盤の強化」を3本柱として打ち立てたいとする。

 モバイル業界は特にスピードが速い業界だけに、ドコモの強味である研究開発力やデータを活用したイノベーション、IoTやAIの世界での貢献、PREMIUM 4Gや5Gなどネットワーク基盤のさらなる高度化、またコストの構造改革やユーザー満足度向上についても継続的に進めていく意向だ。特にドコモ社員に対しては、ドコモの基地局のアンテナのように高感度でなくてはならないとした。

 なお、質疑応答では、座右の銘として「失意泰然 得意淡然」を紹介。物事がうまくいかないときも泰然と、うまくいっているときも淡々と、といった意味のよう。また当面の課題としては、すでに2016年度も開始していることもあり、2017年度までの中期経営目標の1年前倒しでの達成を確実にするのがミッションと語った。


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