このページの本文へ

どれを買う? 用途と性能で選ぶ2016年夏スマホ 第1回

3キャリアの2016夏スマホと最新SIMフリー端末を徹底チェック

2016年07月11日 11時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

■2016夏SIMフリースマホ■

 キャリアスマホだけでなく、SIMフリーでもハイエンド端末が増えてきたのが2016年夏のトレンド。月の利用料金を抑えつつ高性能端末を利用できるのが最大の魅力だ。また、海外旅行などの際に現地の格安SIMを使えるのメリットのひとつ。


ライカの名を冠したダブルレンズカメラを搭載
HUAWEI P9
●ファーウェイ ●実売価格6万4584円前後

HUAWEI P9

 背面に1200万画素のRGBセンサーカメラと、解像感や感度に優れたモノクロ専用の1200万画素センサーカメラの2つを搭載。2カメラの情報を使って鮮やかかつシャープな写真を撮影できる。一眼デジタルカメラふうに背景をぼかしたり、カメラ通にはたまらないモノクロセンサーでの撮影モードも搭載。スマホとしても同社のハイエンドCPU Kirin 955のほか、高画質な5.2型フルHD解像度液晶や指紋認証センサーを搭載。スリムなボディーと高速処理で快適に利用できる。


3万円台の端末では圧倒的なコストパフォーマンス
HUAWEI P9lite
●ファーウェイ ●実売価格3万2378円前後

HUAWEI P9lite

 5.2型フルHD解像度液晶に、同社のミドルクラスCPUと1300万画素カメラを搭載。実際の処理性能はライバルの3万円台SIMフリースマホよりも高く、カメラの画質も良好だ。背面には指紋認証センサーも搭載。2016年夏の3万円台SIMフリースマホで最注目の端末だ。


1万円台の低価格SIMフリースマホ
HUAWEI Y6
●ファーウェイ ●実売価格1万7258円前後

HUAWEI Y6

 ファーウェイの低価格シリーズの最新端末。低価格ながら5型HD解像度液晶の画質は良好で、1200万画素カメラも暗い場所でなければ映りがいい。CPUはエントリークラスののSnapdragon 210で、メモリーは1GB。CPUの処理速度よりメモリーが少なく複数のアプリを起動すると動作が遅くなる点は気になるところ。


2万円台で変える指紋認証センサー搭載モデル
Blade V7 Lite
●ZTE ●実売価格2万3544円前後

ZTE Blade V7 Lite

 5型HD解像度液晶は見栄えが良く、指紋認証センサーの精度や認識速度も良好。背面のメタルパネルの質感も高い。横幅70.2ミリとスリムで持ち心地もいい。CPUは処理性能が高いわけではないが、メモリーが2GBなのでSNS系など多くのアプリは快適に動作する。低価格なスマホが欲しいというユーザー、ビジネス用に安く2台目が欲しいユーザーにオススメだ。


ZTEが投入する1万円台の低価格スマホ
Blade E01
●ZTE ●実売価格1万5984円前後

ZTE Blade E01

 コストパフォーマンスを重視するユーザー向けの端末。5型HD液晶の見栄えは良好で、ホーム画面も快適に動作する。ただし、メモリーは1GBなので複数のアプリを起動すると全体の動作が遅くなる。スマホは通話かLINEだけといったユーザーにはいいが、ブラウザーやマップなどいくつかのアプリを使う人はワンランク上のスマホも候補に入れておきたい。


スリムなメタルボディーが魅力のデザインスマホ
SAMURAI REI
●FREETEL ●実売価格3万2292円前後

SAMURAI REI

 端末全体を覆うメタルボディーに、液晶下に指紋認証センサーを搭載したホームボタンを搭載したデザインスマホ。実際の操作は一般的なAndroidスマホと異なり、「戻る」や「タスク一覧」もホームボタンのタッチで操作するなどやや慣れが必要だ。また、3万円台のスマホとしてはカメラの画質は低めで室内の撮影ではノイズが多く感じられる。


100GBクラウドにデータを保存!実力派の新機軸スマホ
Robin
●Nextbit ●実売価格3万9980円

Robin

 米サンフランシスコのNextbit社が開発したAndroidスマホ。特徴は内蔵の32GBストレージが足りなくなると、あまり使わないアプリや写真のデータを自動的に100GBのクラウドスペースへ移動して、ストレージ容量を確保する点だ。これらのデータの利用やバックアップ時には通信が必要だが、Wi-Fi接続時や充電時に限定する設定もできる。この特徴を抜きにしても、5.2型フルHD解像度液晶にハイエンド寄りCPUのSnapdragon 808や高画質な1300万画素カメラを搭載して3万9980円という価格はかなりお買い得。なお、日本語化が完全ではなく、購入後は自身で日本語入力アプリをインストールする必要がある。


高性能かつおサイフケータイも使える国産スマホ
AQUOS mini SH-M03
●シャープ ●7月上旬発売予定

AQUOS mini SH-M03

 4.7型フルHD解像度のIGZO液晶に、ハイエンド寄りCPUのSnapdragon 808を搭載。おサイフケータイや防水防塵、VoLTE通話にも対応したSIMフリーモデル。昨年後半にドコモ向けに発売したコンパクトモデルに近い仕様で、ドコモの回線を借りたMVNO事業者のSIM向けとなっている。基本的には楽天モバイルやBIGLOBEなどのMVNO事業者を通じて販売されるが、NTTコムストアの「gooSimseller」での購入なら契約なしに端末だけ利用することも可能だ。gooSimsellerでの販売価格は5万3784円とやや高額だが、格安SIMでも、使い慣れた国産スマホを快適に使いたいユーザーに最適だ。


おサイフケータイに対応した防水防塵耐衝撃スマホ
arrows M03
●シャープ ●7月上旬発売予定

arrows M03

 5型HD解像度液晶とエントリー寄りCPUのSnapdragon 410に加えて、VoLTE通話やおサイフケータイ、内蔵アンテナを利用したワンセグ視聴に対応。防水防塵に加えて、米国国防総省のMIL規格14項目に準拠した耐衝撃性能も備える。ドコモの回線を借りたMVNO事業者のSIMのほか、mineoやUQ mobileのau回線を借りたMVNO事業者のSIMにも対応している。低価格でおサイフケータイなどの国内サービスを利用したい人にとっては便利な端末だ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン