最新製品が勢揃いした「Interop Tokyo 2016」展示会 第1回
Interop Tokyo 2016のSCSK/ヤマハブースに直撃
X15の正体は?NVR700WやYNOがInteropで初展示
2016年06月08日 13時00分更新
6月8日にスタートした年次のネットワークの祭典「Interop Tokyo 2016」の展示会。ヤマハ/SCSK共催のブースでは、先頃発表されたオールインワンルーター「NVR700W」「NVR510」やクラウド型ネットワーク管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」のほか、無線LAN APの「X15」が参考出品された。
魅惑の機能がてんこ盛りのNVR700Wが降臨
展示会での出展が初になるNVR700Wは、LTE/3Gのネットワークを内蔵したオールインワンルーター。SOHO向けのNVRシリーズの特徴であるVoIP機能を継承しつつ、RTXシリーズと同じIPsec VPNや高度な企業向けネットワーク機能、最新機能のLANマップまでてんこ盛りにしたまさにフラグシップにふさわしいモデルだ。
ブースの展示では、実際のSIMカードを搭載し、通信状態が前面のWANランプで表示されるのを確認できる。低価格な有線モデルであるNVR510とともに、小型ONUも挿した状態で展示されているので、コンパクトさを実感できるだろう。また、LANマップも強化されており、VoIPの状態も表示できるようになっている。
また、クラウド型のネットワーク管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」もチェックしておきたいところ。管理サーバー不要で、クラウドから各拠点のヤマハネットワーク機器を一元管理できるほか、ファームウェア更新やコンフィグの取得、編集、適用なども可能。デモでは不正なリブートやエラーパケットの検出、過電流などを検出した画面のほか、ファームウェアを一括更新する操作などを説明してくれる。グラフィカルな表示や管理者の権限管理などはバージョンアップで実現されるとのことで、今後の成長が楽しみだ。
コードネーム「X15」の正体はWLX202のお兄さん機種
そして、今回の目玉は「X15」というコードネームが付けられた新しい無線LAN AP。4月に投入された「WLX202」をより大型化したようなデュアルバンド対応のAPで、無線LANコントローラー機能のほか、WLX202で省かれた電波の見える化機能が搭載されている。さらに底面の反射板で電波が不要に拡散しないようになっており、指向性の高い通信を実現するという。外部アンテナ用の端子やログ収集用のUSBポートなども用意されており、より大規模な利用を想定しているようだ。
その他、ヤマハ/SCSKブースでは進化を続けるLANマップや、監視カメラとヤマハネットワーク機器を組み合わせたソリューションなども展示され、見どころのあるものになっている。
初出時、「なれる!SE」×ヤマハのクリアフォルダをゲットせよ!と記載しましたが、ブースでは配布されないとのことです。お詫びし、訂正させていただきます。該当の写真とキャプションは削除します。(2016年6月9日)
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