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インテル最新CPUで話題のPCゲームを遊ぶ!

マイクラもダクソ3もサクサク遊べる!ゲーム用PC選び完全ガイド

2016年06月06日 18時30分更新

文● 加藤勝明 ●編集 ジサトラアキラ

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最高のグラフィックは最高のハードで味わう

 最近の海外製のビッグタイトルはリアルな光と影の表現や形状の追求は当然のこと、さらに物理現象までCPUを駆使してリアルに見せている。こうした贅(ぜい)を尽くしたゲームは最高のPC環境で最高画質で楽しまねばもったいない。ハイエンド級GPUに処理効率の高いCPUの組み合わせが必須。PCのチューニングでゲームを快適にしていくプロセスもまた楽しいのだ。

実写と見まごう表現はまさに新世代のPCゲーム
「Quantum Break」
●アクション ●日本マイクロソフト ●7400円(Windowsストア)

「Max Payne」、「Alan Wake」を生み出したRemedy Entertainmentの最新作。ある実験の失敗で起きた時間崩壊という危機を回避する戦いを描く。ゲームパートと実写ムービーが交互に登場し、未来に起こる出来事の選択で、実写の内容とゲーム展開が変化する。1周した程度では物語の全貌はつかめない。

ココが面白い!時を操る特殊能力を使いこなせ

↑主人公の能力は時間の操作。敵の動きを止めて銃弾を一気に叩き込んだり、オブジェクトの動きを制御してピンチを切り抜ける。

ココが面白い!ストーリー分岐で出来事が変化

↑ストーリーの方向性はエピソードごとに選択。プレイ中に発見した情報もゲームの進行に影響しストーリーも変化。何周でも遊べる。

ココがPOINT!CPUもGPUも最高が欲しくなる

 Quantum Breakクラスのグラフィックを最高画質で楽しむには、可能な限り高性能なGPU(GTX970や980以上)と、高クロック&多コアなCPU(Core i7-6700Kなど)を装備したハイパワーPCが必要だ。奥の手としてグラボの2枚挿しという手もあるが、コストもかかる。

GeForce GTX980/Core i7-6700K

↑900シリーズの最高峰。ゲームPCだと17万円以上のクラスに搭載。

↑物理4コア、論理8コアCPUの最上位機種で並列処理に強い。

GTX970より下はかなり厳しい

↑GTX970未満はGPUのパワー不足で画質設定を大幅に下げる必要がある。高画質を維持するならGTX970以上、可能ならGTX980以上だ。

※検証機の構成は、CPU:Core i7-6700K(4GHz、最大4.2GHz)、メモリー:PC17000 DDR4 4GB×2、ストレージ:SSD 256GB、マザーボード:Intel Z170チップセット、電源ユニット:1000W(80PLUS GOLD)、OS:Windows 10 Home(64ビット)。

GeForce GTX980、GTX970クラスならサクサク!
おすすめ重量級タイトル

美しくも残酷な世界の描写は必見!
「Tom Clancy's The Division」
●アクションRPG ●ユービーアイソフト ●8100円(Steam)

 治安が崩壊したニューヨークが舞台の、3人称視点のシューターゲーム。オープンワールド形式で、ミッションをこなして拠点の機能を回復させていったり、素材を集めてより強力な武器などを組み立てるなどRPGふうの要素が非常に強く、ストーリーを全部終わらせても最強装備を求めてニューヨークをさまようプレイヤーが多い。 本作は雪と混乱で覆われたニューヨークの描写や、空気の密度を感じるような表現が秀逸。最高画質でプレイするには高スペックのPCが必要だが、その価値は十分にある。

一瞬の判断を妨げないPCが欲しい
「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」
●FPS ●ユービーアイソフト ●8100円(Steam)

 テロ対策ユニット対テロリストの戦いを描いたリアル志向のFPS(一人称視点の銃撃戦)。防衛側は通路にバリケードや罠を仕掛けて迎え撃つ一方で、攻撃側はドローンや壁の爆破で活路を開く。プレイヤーが操作する"オペレーター"は電子機器の無力化や壁の破壊等ユニークな特性をもつため、それらをどう戦術に組み込むかがポイント。このゲームを用いた競技大会も行なわれており、わずかなミスが命取りなゲームなので、常時高フレームレートが維持できるハイパワーなGPUを搭載したPCで楽しみたい。

GTX970や980クラスを搭載したPCならVR時代も活躍できる!

 スマホで手軽に楽しめるものや本格的な製品版のヘッドセットも発売され、次世代のホビーとして注目のVR(ヴァーチャルリアリティー)。VR HMDは常時90fpsの維持が要求されるため、GTX970より下のGPUでは視線移動時に違和感が出たり、気分が悪くなる可能性もある。

ゲーマー大注目のVR HMD「HTC Vive」登場

480

↑VR空間を360°見回して動き回れるHTCVive。Steamの特設サイトにも対応ゲームが続々登場している。

思わず手が伸びてしまうVR海中探検
「theBlu」
●Wevr ●960円(Steam)

 theBluはゲームというより、VRHMDを利用して360°に広がる海中の景色を堪能できる環境ソフト的なものだ。Core i7-5930Kにメモリー16GB、さらにGTX980と推奨スペックが高いことで話題を呼んだ。theBluでは"珊瑚礁"鯨との遭遇"深海"の3種類のシチュエーションが用意されている。残念ながら現状ではVR空間を移動したり、コントローラーを使って何かに手を触れることはできないが、そのぶん描画やサウンドの雰囲気に重きが置かれているのでVRの世界を堪能できる。

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