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限定各100台、開発者の手で音質改善を

マランツ、PM-14S1/SA-14S1のスペシャルバージョン

2016年06月01日 10時00分更新

文● 小林 編集●ASCII

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PM-14S1SE

SA-14S1SE

 マランツは6月1日、プリメインアンプ「PM-14S1SE」とSACDプレーヤー「SA-14S1SE」を発表した。価格はともに31万3200円。ともに100台限定生産。予約受付中で。出荷開始は7月下旬。

 既に発売中の「PM-14S1」「SA-14S1」の“Special Edition”として、同シリーズをベースにしつつ、価格の制約を取り払って、純粋な音質向上に取り組んだ製品とのこと。通常では製品の価格を上げる際、営業企画上、出力や対応フォーマットなどスペック上の改善がなければ市場に受け入れにくいとのことだが、Special Editionであれば、機能はそのままで、純粋に音質向上のためのコストをかけられるという。

 市場には市販品を改造して高音質化するようなチューニング品も存在するが、マランツでは開発者自身が手を入れることのメリットを強調する。SA-14S1/PM-14S1よりもより広い空間表現、より豊かな音楽表現が可能になっているという。

 なお、日本で14S1シリーズのSE版の投入が欧州より遅れた理由としては、15S1シリーズの事実上のSE版として13S1シリーズがあったことなどが関係しているという。

PM-14S1SE

 変更点としてはトップパネルを1.2mm厚の鉄板から5mm厚のアルミ板に変更。磁性体から非磁性体の素材であり、開発時に天板を開けて作業した状態に近い開放感のある空間表現ができるという。フット部分はアルミダイキャスト製のインシュレーターをアルミブロック削りだしのインシュレーターに変更。強度は変わらないが、振動減衰特性がよく、より澄んだ音になっているという。

 パワーアンプ部分にはニチコン製ブロックコンデンサーを使用。63V15000uF×2から63V2000uF×2と大容量にした。内部抵抗が減り、ドライブ能力が向上した。パワートランスには純銅のカバーとシールドを追加し、制振性が高まった。SA-14S1SEの光学ドライブのメカ部の振動も調整し、正確なデータの読み出しをできるようにした。SA-14S1SEの同軸入力、PM-14S1SEのフォノ入力部分にはショートプラグを追加し、飛び込みノイズを抑えている。

SA-14S1SE

 PM-14S1SEの本体サイズは幅440×奥行き457×高さ127㎜/重さ19.1㎏。SA-14S1SEの本体サイズは幅440×奥行き419×高さ127㎜/重さ15.3㎏。

 発表に際して、マランツの試聴室で実機の音を確かめることができた。まず素の14シリーズとB&W 803 D3の組み合わせで聴くと、定位感の高さや、声を中心とした質感のリアルさがあるなと改めて感じる。

 SACDプレーヤーをSEにすると、リバーブ感の違いを感じる。そうは感じていなかったが残響から人工的な感じが減り、より自然となった。さらに低音から高音までのバランス感がアップし、低音の重心がより低く沈みこむ。同時にアタックの立ち上がりも向上する印象だった。アンプを変えると、全体の余裕感が上がる印象がある。駆動力の差が出ているようだ。

 昨年本機の開発にあたった、D&M全体のシニアサウンドマネージャー澤田龍一さんによると、天板が磁性体でないのが大きいという。またコンデンサーの変更などを通じて、音数などもだいぶ違うのではないかとした。

試聴のようす。中央が澤田龍一氏。左がマランツの新たなサウンドマネージャーに就任した尾形好宣氏。5月30日発表の6006シリーズなどを担当している。

 生産数自体100台と少なく、メーカーから販売店への出荷分は、7月中旬の発売までにすぐに埋まってしまうだろうとの話だが、こういった機種の投入で市場自体の活性化にも貢献していきたいのこと。

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