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単層表示で低コスト・広視野角・高視認性が期待される

EInk、電子ペーパーディスプレーのフルカラー技術を発表

2016年05月30日 14時44分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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カラー表示EInk「ACeP(Advanced Color ePaper)」

 米EInk Holdingsは5月24日、電子ペーパーディスプレーのフルカラー技術を発表した。

 EInkは電子泳動式にインク粒子をディスプレーの表側や奥側に移動させて表示するもので用途が広がっている。モノクロ表示はあったもののカラー化は難しく、色ごとのタイル化や、色ごとの表示層を積層するといった方式が試みられていた。

 EInkが新たに開発したカラーEInk「ACeP(Advanced Color ePaper)」は、タイル化や発色層の積層を用いず、色ごとのインク粒子の泳動を制御することでフルカラー表示でき、低コストかつ高解像度が可能、超低消費電力で表示できるとしている。解像度は150ppi、1600×2500ドット表示で20インチサイズの試作モデルが公開された。

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