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大画面のデジタルサイネージなど用途は広い

凸版印刷、世界最大32インチの曲がるカラー電子ペーパーを開発

2016年09月16日 17時21分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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32インチ・フレキシブルカラー電子ペーパーの試作品 ©Toppan Printing Co. Ltd. / E Ink Holdings, Inc.

 凸版印刷は9月14日、世界最大となる32インチにフレキシブルカラー電子ペーパーディスプレーを開発したと発表した。

 台湾E Inkと共同で開発したもので、1枚のTFT駆動背面板で構成されたフレキシブル・カラー電子ペーパーディスプレーとしては世界最大という。E Inkのカラー用「E Ink Pearl」前面板と、高精細フレキシブル基材による「Mobius」背面板の組み合わせによって構成。凸版印刷では、この背面板に高い位置精度でカラーフィルターを形成する技術と、電子ペーパーの表示特性に適した色再現技術を確立して実現したという。

 表示サイズは幅691.2×縦388.8mm(対角32インチ)、画素は1280×720ドット(カラー画素)で4096色(RGB各4bit)を表示できる。両社では今後とも共同開発を進め、2017年末まで商用化、幅広い用途拡大の取り組みを進めるとしている。

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