主な水冷パーツメーカーとショップ
ここからは国内で入手できる主な水冷パーツメーカーとショップを紹介していこう。
Alphacool
http://www.alphacool.com/
ドイツのメーカーで、各種水冷ヘッドやポンプハウジング、ラジエーターなどを扱っている。なかでも、GPU向け水冷ヘッドが豊富で、GeForce GTX 950やGTX 750向け製品もある。国内では幅が124mmと狭い240、360mmラジエーター「NexXxoS UT60」シリーズ以外はあまり見かけない。
aqua computer
http://www.aquacomputer.de/
ドイツのメーカーで、水冷パーツの大手メーカーのひとつ。入手性はいまひとつだが、高品質な水冷ヘッドやラジエーターが人気で、その美しさに惹かれて水冷を導入する人も。
Bitspower
http://www.bitspower.com/
龍のロゴでおなじみの台湾のメーカー。カラフルな水冷ヘッドやポンプハウジングなど、水冷PCをドレスアップできるパーツが充実。メッキとネジ加工の精度が高く、種類も豊富なフィッティングは鉄板パーツのひとつ。高価だが、国内外の多くの水冷PCで龍のロゴが入ったフィッティングを目にする。
EK WaterBlocks
https://www.ekwb.com/
スロベニア共和国に本社を置く水冷パーツメーカー。ほかのメーカーと比べて国内での入手性が良く、最新GPUやマザーボード向け水冷ヘッドもいち早く開発。カスタム水冷一式をパッケージしたセット品や簡易水冷キットなどもある。
EnzoTech
http://www.enzotechnology.com/
サーバーや業務向け冷却機器のメーカー。MOSFET向け水冷ヘッドとフィッティングがメイン。若干だが国内でもフィッティングを購入できる
Hardware Labs
www.hardwarelabs.com/
PC向けの水冷ラジエーターの定番メーカー。同社「Black Ice」シリーズは、国内入手性が良く、サイズや形状のバリエーションも豊富。海外のショップではホワイトモデルなども販売されている。
Koolance
http://koolance.com/
水冷ヘッドやラジエーターなど、一式を扱っているアメリカのメーカー。ラジエーター、ポンプ、リザーバー、コントローラーを内蔵する外付けタイプもある。定番アイテムとして、チューブ間に取り付けるクイックリリースがある。そのほか、他社よりも揚程などが高くなっており、24V駆動に対応するLaing製OEMポンプの「PMP-450S」(D-5)などもある。
Magicool
http://www.magicool.biz/
中国のメーカーでラジエーターやカスタム水冷セットを扱っている。水冷セットは240mmラジエーター、CPU水冷ヘッドなど、一式で2万円前半とお手ごろ価格になっている。
Primochill
http://www.primochill.com/
カラーチューブや冷却液、フィッティングなど、MODパーツをメインに扱うメーカー。国内取り扱いは非常に少ない。なお、PCケースのサイドアクリルパネルやスリーブケーブルなどもあるので、興味のある人はウェブをチェックしてみよう。
Swiftech
http://www.swiftech.com/
老舗の水冷パーツメーカー。ポンプを内蔵したCPU向け水冷ヘッドやラジエーターなど、ほかにはないタイプの製品がある。水冷ヘッドの追加などが可能な簡易水冷キットも販売。国内でも入手可能だ。
Thermaltake
http://jp.thermaltake.com/
2015年1月に、「Pacific」シリーズでカスタム水冷パーツに再び参入。最近はマザーボードやGPU向け水冷ヘッドも発売。秋葉原のドスパラやツクモでも、一式セット品や冷却液などを扱っている。
WATERCOOL
http://watercool.de/
ドイツの老舗水冷パーツメーカーのひとつ。国内での取り扱いは少ない。
イギリスのメーカーで、各種水冷パーツを扱っている。コストパフォーマンスに優れた製品が多く、国内での取り扱いもある。
国内の定番水冷パーツショップは3店
オリオスペック
http://www.oliospec.com/
Aquacomputer、Bitspower、Koolance、Swiftech、XSPCなど、さまざまなメーカーを在庫。日祝日はお休みだが、秋葉原の店頭で相談しつつ、水冷パーツを選べる唯一のショップ。なお、製品によって1~3ヵ月近くかかるが、通常在庫していないパーツを頼むこともできる。
Cooling Lab(庄司商店)
http://www.coolinglab.jp/
老舗の水冷パーツ通販ショップ。EK WaterBlocksやBitspower、Hardware Labsをメインに扱っている。なかもで、Bitspowerのフィッティングは在庫潤沢だ。
パソコンショップ アーク
https://www.ark-pc.co.jp/
KoolanceとThermaltakeの水冷パーツを扱っている。店頭には水冷パーツのコーナーはないが、頼むと倉庫から持って来てくれるので、店頭購入も可能だ。ウェブで取り扱い製品と在庫を確認してから来店しよう。
Performance-PCs
http://www.performance-pcs.com/
各メーカーの水冷パーツを扱っている米国フロリダにある大手パーツショップ。パーツも日本への送料も安価なのが魅力だ。梱包もしっかりしており、安心して個人輸入できる。ただ、個人輸入は為替相場や注文商品によっては、国内で購入するより高くなることも。国内ショップで売り切れている際や扱いのないパーツが欲しいときに利用するのがグッド。
これでカスタム水冷の基礎編は終了。次回(来月)からは水冷ヘッドの取り付けなど、PC水冷化に進んでいこう。