体育館でドローン開封の儀
むっとした空気が満ちる、ごく普通の体育館。バスケットボールが転がっている、ノスタルジックな空間でドローンを飛ばそうというのは異様な気分だ。
まずは組み立て、黒田さんに補助をおねがいした。
内容物を箱からとりだす。黒・銀の2種類あるローターをそれぞれドローン本体に接続する。コントローラーの電源を入れ、コントローラーにiPhoneをLightningケーブルでつなぐ。ドローン本体のボタンを「1度押し+長押し」で起動する。
そして「儀式」をとりおこなう。コンパスキャリブレーションだ。
ドローンを安定飛行させるため、iPhone「マップ」アプリでやるようなコンパス調整をするのだ。ドローンを横にもち、ドローンを中心にくるくる回る。回り終えたら今度は縦にしておなじように回る。なかなかシュールな光景だ。
次はコントローラーの「モード」選択だ。
モード1は右スティックが上昇下降(上下)、水平飛行(左右)。左スティックが前進後退(上下)、旋回(左右)。モード2は右スティックが前進後退(上下)、左スティックが上昇下降(上下)になったもの。
「日本だと初期ラジコンの影響で昔からモード1。DJIが推奨しているのもモード1ですが、ぼくはモード2が好きですね」(黒田さん)
今回はモード2を選択。ちなみにモードの話には、ラジコン戦車とラジコン飛行機の歴史がかかわってくるという。おもしろそうだがそれはまた別の機会に。
設定は終わりだ。いよいよPhantom 4が空を飛ぶ。