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施設の点検から捜索救援活動などの用途で業務効率を向上

DJI、データ収集に最適化した折りたたみ式産業用ドローン「MATRICE 200シリーズ」

2017年02月27日 20時21分更新

文● 田沢/ASCII

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M200

 DJIは2月27日、産業用ドローン「MATRICE 200シリーズ」を発表した。先行予約は、DJI Enterprise正規代理店で受け付ける。 製品の出荷は6月を予定している。

 IP43の耐久性を備えた折りたたみ式の機体で、上向きジンバルマウントを搭載したことで、橋梁や鉄塔、電波塔などの底面や裏側の点検や検査が可能になった。カメラは「ZENMUSE X4S」「ZENMUSE X5S」のほか、「ZENMUSE Z30」「ZENMUSE XT」に対応し高性能のズーム撮影や赤外線撮影も可能だ。機体の前部/上部/下部の障害物回避センサーと飛行する有人機の飛行位置情報を受信できるADS-B受信機による安全性実現。デュアルバッテリー構成で、カメラを搭載した場合、最大35分の飛行が可能だという。 パイロットは前方向きFPVカメラから、カメラオペレーターはメインカメラの映像をデュアルコントローラーから確認できる。

M210

 M200シリーズは「M200」「M210」「M210 RTK」の3モデルをラインアップ。スタンダードタイプのM200は、単一下方ジンバルマウントを搭載。M210は、単一下方ジンバルマウント、デュアル下方ジンバルマウント、単一上方ジンバルの複数のペイロード構造を採用。M210には、サードパーティ製センサーとアクセサリーに対応する追加の接続ポートも備えている。また、機体上部に取り付けることが可能な追加のセンサーとペイロードにも対応予定だ。

M210 RTK

 M210 RTKは、センチメートル単位の高精度なナビゲーションを実現するD-RTKモジュールが使用可能だ。 インフラやエネルギー施設の点検や検査、建設現場での測量/地図作成、捜索救援活動など空撮プラットフォームが必要ななさまざまなシーンでの業務効率の向上が期待できる。





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