このページの本文へ

NTTファイナンスの出資を受け日本法人設立、国内販売パートナーも拡充

統合データ保護の新興ベンダーDruva、日本で本格展開開始

2016年04月22日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 クラウド型の統合データ保護/ガバナンスソリューションを提供するDruva(ドゥルーバ)が4月21日、日本法人の設立と、国内販売パートナーの拡充を発表した。3年間で国内100社の導入を目指す。

米Druvaの創立者でCEOのジャスプリート・シン(Jaspreet Singh)氏

Druva日本法人のカントリーマネージャに就任した山本浩司氏

 Druvaは2008年に米国で設立された、エンドポイントとサーバー向けのクラウド型データ保護/バックアップソリューションを提供する新興ベンダー。エンドポイント向けの「inSync」、サーバー向けの「Phoenix」という2つのデータ保護/ガバナンスソリューションを持つ。バックアップ/リカバリ、DLP(情報漏洩防止)、コンプライアンス/監査ログ、ファイル同期/共有といった機能を提供する。

Druvaはエンドポイント向けの「inSync」、サーバー向けの「Phoenix」という2つのソリューションを展開。サービス基盤としてAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureの各国リージョンを利用する

 同社ソリューションはグローバルで4000社を超える導入実績を持ち、ガートナーによる「エンタープライズ向けエンドポイントバックアップの重要機能レポート」において、3年連続でナンバー1の評価を得ているという。すでに北米/欧州/アジア/オーストラリアに6拠点を持ち、日本は7拠点目となる。

 日本市場では、昨年3月からネットワンシステムズが一次販売代理店として、またNTTネオメイトがマネージドサービスパートナー(MSP)として展開してきた。今回、日本法人(Druva合同会社)を立ち上げ、日本市場への本格展開を開始する。

初年度1億円、3年間で100社/7億円の導入を目指す

 米Druvaの創立者でCEOを務めるジャスプリート・シン氏は、同社の統合データ保護は中小企業から大企業まで、幅広い業種で採用されてきたが、特に知的財産や機密情報の取り扱いが多い製薬/ヘルスケアやコンサルティング、ハイテク、連邦政府/州政府機関などでの採用事例が多いと説明した。なお昨年1年間で、国内でもすでに数社の大企業が採用しているという。

Druvaの導入実績企業。知的財産の取り扱いが多い製薬/ヘルスケアやコンサルティング、ハイテク、連邦政府/州政府機関などでの採用事例が多いという

 Druva日本法人のカントリーマネージャに就任した山本浩司氏は、日本市場においてはIT企業や銀行/金融、製造業、官公庁/教育機関、製薬/ヘルスケアを主なターゲットとして、初年度1億円、3年間で100社/7億円の導入を目指すと語った。日本法人ではまず、パートナーのリクルーティングやトレーニング、顧客のサポート、認知度向上とマーケティング活動という3点に取り組む。

 国内では100%パートナー販売となることから、日本でもパートナープログラムを開始し、新たなパートナーシップも締結した。同日、国内ディストリビューターとしてネットワンパートナーズが、Authorized Partnerとしてソネットビジネスアソシエイツが、Certified Partnerとしてエーピーコミュニケーションズ、CLCP、サーバーワークスが、それぞれ新たに加わったことが発表された。「さまざまな業種、業態に強いパートナーに加わっていただいた」(山本氏)。

日本市場での本格展開を目指し、新たなパートナーが加わった

 前述のとおり、Druva日本法人は設立に際してNTTファイナンスの出資を受けている。ゲストとして登壇したNTTファイナンス グローバル事業部 事業部長の歌田雅幸氏は、「今回、出資者として名を連ねたが、それだけにとどまるつもりはない。NTTグループやすべての顧客にDruvaの顧客、ベンダー、ビジネスパートナーになってほしいと考えており、なっていただけると信じている」と、Druvaへの期待を語った。

 なお同日、DruvaではinSyncとPhoenixそれぞれの機能強化アップデートを発表している。

 inSyncでは、エンドポイント上のファイルに加えて、新たに「Office 365」や「Google Apps for Work」「Box」上のデータ保護にも対応した。またPhoenixでは、オンプレミスのVMware環境からバックアップしたVMイメージをAMIイメージに変換し、オンプレミス環境に障害が発生した場合にAWS上で仮想マシンを起動、フェイルオーバーできる「ディザスタリカバリ機能(DRaaS)」を追加している。

inSyncは、エンドポイントに加えて各種クラウドアプリケーションのデータ保護にも対応した

Phoenixは、AWSを使ってDRサイトを立ち上げられるディザスタリカバリ機能を追加

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    いますぐ捨てたいITサービスは? AI推しにそろそろ飽きてません? 情シスさんのホンネを「ゆるっとナイト」で聞いた

  2. 2位

    ITトピック

    「AI導入で人員を減らしても収益は増えない」その理由/「専任情シス不在」中小企業の3社に2社/ユーザーアカウント流出が加速、ほか

  3. 3位

    エンタープライズ

    基盤も古いし、コードも酷い! そんなクエストにGitHub Copilotで試行錯誤しまくった「みんな」こそ最高

  4. 4位

    sponsored

    完全自動運転の実現へ、チューリングが開発基盤にGMO GPUクラウドを選んだ理由

  5. 5位

    Team Leaders

    Power AutomateでSharePoint APIを使う ― SPOリストを自動作成するフローを作ろう

  6. 6位

    ソフトウェア・仮想化

    日本の自治体がみんな使っている「ManageEngine」 IT運用のすべての課題解決を目指す

  7. 7位

    TECH

    「蟻の一穴」となるリモートアクセスVPNの脆弱性 ZTNA/SASEはなぜ必要か?

  8. 8位

    ソフトウェア・仮想化

    AIエージェントを野放しにしない ― ServiceNowは“AI司令塔”で自律とガバナンスを両立

  9. 9位

    クラウド

    「すでに開発コードの4分の3はAI生成」 Google Cloud CEO、エージェント時代の戦略を語る

  10. 10位

    ビジネス・開発

    「粗悪記事」「ゼロクリック」「搾取」からクリエイターをどう守るか? AIに強いnoteが挑む創作エコシステム

集計期間:
2026年05月13日~2026年05月19日
  • 角川アスキー総合研究所