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熊谷市での実証実験で効果を確認

ニフティ、IoT見守り「おへやプラスPRO」、事業者に提供開始

2016年04月21日 06時00分更新

文● 川島弘之/TECH.ASCII.jp

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 ニフティは4月20日、IoTを活用した事業者向け見守りサポートサービス「おへやプラスPRO」を提供開始した。

 「おへやプラスPRO」は、複数宅の室内環境データ(温度・湿度・照度)のモニタリングとエアコンの遠隔操作を事業所のPCから実行できるサービス。センサーなどの機器一式を高齢者宅に設置することで、離れた部屋の環境を事業所から見守り、体調不良の未然防止やスタッフの負担軽減に役立てられる。また、蓄 積される室内環境データは、介護プランの作成やサービスへの活用のほか、高齢者とのコミュニケーションのきっかけづくりやその家族へのレポートなど広く活用できるという。

「おへやプラスPRO」利用イメージ

 ニフティによると、在宅中の高齢者の体調不良や不眠といった問題を周囲が察知するのは難しく、家族や介護事業者にとっての不安要素になっている。同サービスは、2016年1月から“夏暑く・冬寒い”熊谷市にて、介護事業者の協力の もと、現場での実証実験を行ってきた。その結果、「室内環境データから不眠・睡眠障害・昼夜逆転などの異変を察知できる」「データに基づいた客観的な判断ができる」などの有用性が確認できたという。

 実証実験は8月まで継続するが、熱中症患者の増加する夏に備えて、正式提供を開始する。

 特長は、本人が気づかない室内環境の変化を見える化できる点。温度・湿度に対する感覚が弱くなりやすく、気づかないうちに熱中症などになる可能性の高い高齢者を、プライバシーに配慮しながら見守れる。室内の明るさから高齢者の生活のリズムも把握できるため、「夜になっても明かりが点かない」「夜中まで明かりが点いている」などから異変の早期発見やコミュニケーションのきっかけにもなるという。

 生活リズムの異変や室内環境の異常をメールで通知する機能を搭載。センサーを設置した部屋のエアコンを、事業所の管理画面からON/OFFしたり、設定温度を変更したりすることで、自宅訪問までの補助的な対応が可能。そのために必要なインターネット環境もセットで提供する。モバイルデータ通信端末にMVNOサービス「NifMo」のSIMカードをセットして提供するため、回線設置工事は不要とのこと。

「おへやプラスPRO」管理画面イメージ
照度グラフイメージ

 税抜価格は、契約基本料金として初期登録が1万円、月額管理が1万500円。利用する機器1セット(サービスアダプタ、センサー、データ通信端末)の初期費用が6万円、月額費用が1800円。

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