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子ども向けサプリ RSL ジャパンがユニークな運営で業績拡大

2016年04月01日 12時53分更新

記事提供:ITソーシャルニュース

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お試しなし、定期購入なし-。成長期の子ども向け栄養補助食品を販売するRSL ジャパン(大阪市中央区、永吉泰典社長)が、通販サプリの”常識外れ”の手法で業績を伸ばしている。大きな宣伝広告をすることなしに、強い口コミとリピートによって2015年の売上高を前年比4倍の約2億円に伸ばした。医薬業界の世界的な管理基準「GMP」を取得した製薬会社工場で生産し、サプリメントアドバイザーの資格を取得した主婦をコールセンターで活用するなど、専門性と顧客との同一目線の両方を兼ね備えた運営が特徴だ。RSL ジャパンは元々全国の中学・高校約2200 校に直接バトミントンのシャトルを販売している会社。成長期の子どもの栄養の大切さを実感し、7年かけて2013年に子供向け栄養補助食品「カラダアルファ」シリーズを商品化した。一般的にサプリは、コストや契約の問題から、製薬会社工場で製造することはまれで、国内で販売されているサプリメントの約3~4%にすぎない。しかし同社は品質管理を重視して、あえて製薬会社で生産。加えて、合成着色料や保存料はもちろん、可能な限り栄養素以外の成分を使用しない方針をとっている。

同業がコールセンターや発送を外部委託するなか、すべての業務を自社でまかない、そのスタッフは専門知識を持つ主婦が中心だ。スタッフは商品と一緒に個別に役立つ情報や手書きの手紙を送るなど、きめ細かなサービスを提供。定期購入ではないため、リピート購入するかは顧客の自由意志に委ねる形だ。同社は、日本最大のネット通販総合支援サービスの株式会社Eストアーが、全国約2万の本店サイトから優秀な店舗を選出する「ネットショップ大賞」で「2015 年間 健康・医療部門1 位」を受賞。今後も「母親の輪をゆっくり濃密に広げていきたい」(同社)という。


成長期全般向けの「カラダアルファ」や受験生向け「PSアプローチ」など、ニーズに合わせた成分を配合したサプリ。


3月6日に開催された「ネットショップ大賞」の授賞式。「2015年間 健康・医療部門1位」を受賞。

企業ホームページ(http://www.rsl-performance.jp/)

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