大画面で作業がはかどる、東芝の17.3型ノートパソコン「dynabook T67/U」。前回は、dynabook T67/Uの外観や使い勝手を紹介した。今回は、大画面をしっかりと使いこなせるか、性能をベンチマークで計測してみた。
dynabook T67/Uの主な構成は、Core i5-6200U(2.3GHz)、4GBメモリー、1TB HDDなど。従来モデルと比較すると、CPUが6世代Core iプロセッサー(Skylake)になっている。OSはWindows 10 Home(64bit)を採用する。
大画面で基本的な仕事やウェブブラウジングは快適にできる性能
パソコンの総合性能を計測する「PCMark 8」(Home accelerated)では、2678という結果だった。Windowsシステム評価ツールの「WIN SCORE SHARE」では、「プロセッサ」が7.4、「メモリ」が5.9、「グラフィックス」が4.3、「プライマリディスク」が5.9という結果になった。
結果は、無難といった感じ。Officeソフトを使った作業やウェブブラウジングなど、基本的なことはしっかりとこなせる性能だろう。大画面のディスプレーを使って、画像や動画の閲覧は快適にできそうだが、GPUがCPU内蔵のインテル HD グラフィックス 520のため、大量のデータを一気に編集したり重めの動画編集などをするのは厳しいかもしれない。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードが105.6/秒だった。ストレージはHDDを採用しているのでSSDと比べると動きは遅い。ただし、SSDと比べて容量は1TBと多いので、多くの仕事のデータをとっておいて後で確認したり、家族で撮影した大量の思い出写真などをずっと保存しておきたい場合は、HDDのほうがいいかもしれない。
つづいて、ゲーム系のベンチマークも計測してみた。「3DMark」では、「Sky Diver」が2717、「Cloud Gate」が4381、「Ice Storm」が36463という結果だった。「ドラゴンクエストX ベンチマーク Ver.1.4k」では、標準品質、1920×1080ドットという設定で2593(やや重い)、標準品質、1280×720ドットで4655(普通)という結果に。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」ベンチマークソフトでは、1280×720ドット、標準品質(DirectX 9)の設定で3206(やや快適)という結果だった。最高グラフィックス設定でのプレーは難しいかもしれないが、解像度の設定などを変更すればプレーできなくもないだろう。
負荷が高めの3Dゲームをガッツリプレーするのは難しいかもしれないが、軽めのMMORPGやブラウザーゲームであれば大画面で楽しめるだろう。
仕事や家族で使う大画面パソコンとしてオススメ!
dynabook T67/Uの性能を計測してみたが、普段の仕事やウェブブラウジング、配信サービスでの動画視聴など、基本的なことは快適にこなせそうだ。ただし、写真や動画の編集や、ガッツリゲームをプレーするというのは厳しいかもしれない。
会社で据え置き型のパソコンとして使ったり、家に1台設置して家族で思い出の写真を閲覧したり、一緒に調べごとをするときなどは、持ち運んで使えるので便利だろう。大画面でスタンダードなノートパソコンがほしいという人はdynabook T67/Uを選んでみてはいかがだろうか。