「HP ENVY17-r000」の実力をベンチマークでチェック!
今回試用した「HP ENVY17-r000」は、Skylake世代のクアッドコアプロセッサであるIntel Core i7-6700HQ(2.6GHz/ターボ・ブースト時最大3.5GHz)と、ディスクリートGPU(外付けGPU)のNVIDIA GeForce GTX 950Mを採用している。上位ブランドの「HP ENVY17」にふさわしいCPU性能、グラフィックス性能で、日常的な作業はもちろん、最新PCゲームもある程度快適に楽しめるのではと期待できる。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」を実行してみたところ、次のような結果になった(グラフィックスおよびゲーム用グラフィックスは正確な値が出ないため省いている)。
WinSAT.exeの結果 | |
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プロセッサ | 8.2 |
メモリ | 8.2 |
プライマリディスク | 8.15 |
いずれも8を超えるスコアで、パフォーマンスが非常に高いことがわかる。ちなみに、「HP ENVY17-r000」はプライマリディスクとしてM.2対応の256GB SSDが、セカンダリディスクとして1TBのHDDを搭載しており、高速なM.2接続のSSDを採用している効果がスコアにもあらわれている。
「PCMARK 8 HOME ACCELERATED」
続いてPCMARK 8 HOME ACCELERATEDでは、下図のようにスコアが3160となった。
PCMARK 8 HOME ACCELERATED 3.0スコア | |
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HOME Score | 3160 |
Test duration | 37min 27s |
Web Browsing - JunglePin | 0.32158s |
Web Browsing - Amazonia | 0.13466s |
Writing | 3.58526s |
Casual Gaming | 26.88fps |
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 30.01fps |
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 58.33333ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 0.37211s |
「3DMARK」で3D性能を計測
同様に、3DMARKも試してみたところ、高性能PC向けの「FIRE STRIKE」が2756、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が9992、普及帯PC向けの「CLOUD GATE」が13693、モバイルデバイス向けの「ICE STORM」が53672となった。外付けGPUを搭載していない、CPU内蔵GPUのみの製品に比べると数値がかなり高めだ。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」
また、CrystalDiskMarkでプライマリディスクのストレージ性能を計測してみたところ、下図のようになった。M.2対応のSSDということもあってシーケンシャルリードが500MB/s前後とかなり高速。OSの起ち上がりなどに影響する4Kランダムの値も高く、実際電源オフからの起動やアプリの起動なども非常にキビキビとしていた。
※インテルRealSenseカメラ非搭載の旧モデル(HP ENVY 17-n100)も販売中