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空撮ファンにもドローンパイロットにも魅力満点

被写体を自動で追尾するカメラ一体型ドローン「Phantom 4」がスゴイ

2016年03月08日 09時00分更新

文● 田口和裕 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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左から中国から来日したパイロットとDJI JAPANシニアディレクター横田了介氏。デモ機は日本での発表会と同時に到着したため、本社から操縦をするパイロットも同行。Phantom 4の機能など詳細な質問について答えてくれた

最新の技術にこだわり、世界を驚かせていきたい

 発表会終了後、DJI JAPANシニアディレクター横田了介氏に話を伺った。

——日本のマーケットの特徴は?

 「どの国にもドローンの操縦や空撮に興味を持っている方はいらっしゃるが、特に日本のユーザーは最新技術に関心が高い。また、スチール写真撮影にこだわりをもっている方も多いが、そのような方にも今回の3つの新機能は気に入っていただけるかと思う」

——改正航空法が制定されたがその影響は?

 「ドローンを飛ばすにあたり、申請が必要な場所がクリアになりました。DJIのドローンは国に承認されているので申請も簡単に行えるため、利用していただきやすい。レース用など部品を集めてカスタマイズした機体は承認まで時間がかかると聞いています。

 いまでは誰もが運転をする車にもルールは必要です。しかし発展を止めてしまうような法規制にはならないよう、分科会に参画するなど意見調整をしています」

——操縦士の育成もしているが?

 「ドローンの普及のためには事故のない安全な運用が必要、弊社もドローンの開発はもちろん、操縦者育成プログラム「DJI CAMP」や技能資格証明の提供などを通じ、業界全体の活性化のために優秀な操縦者の育成に努めています」

——今回発表されたようなインテリジェントな機能が進歩すると、操縦者もいらなくなるのでは?

 「オートマチック車が普及してもマニュアル車を運転する方がいて、また自動運転自動車ができても運転を楽しみたい方はいるでしょう。ドローンを飛ばすこと自体を楽しむ層も多いこともあり弊社もそのニーズに応えていきたい」

——オールインワン型ドローンを開発するなど独自性のある製品が目立つDJIだが、今後どのような市場を開拓したいと考えるか?

 「本社社員の平均年齢は27歳、半分はR&Dエンジニアです。DJIの「I」はInovationを表している。最新の技術にこだわり、今後も映像を中心に、新しいモノの撮り方や記憶の残し方といったところで世界をあっと驚かしていきたいです」



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