Thunderbolt 3およびUSB 3.1対応のUSB type-Cコネクターを2基搭載
12.5インチで脅威の4Kディスプレー採用! 『New XPS 12』のデザインをチェック
2016年03月19日 09時00分更新
4K解像度(3840×2160ドット)の12.5インチタッチパネルを搭載したキーボード着脱型2in1タブレットPC『New XPS 12 2-in-1』。同社のプレミアムブランド『XPS』シリーズのタブレットで、4Kタッチパネルを搭載した世界初の12.5インチ2in1デバイスということで話題を呼んでいる。
編集部に『New XPS 12 2-in-1 プレミアム・4Kディスプレイ』が届いたので、今回はデザインや外観をチェックしていく。
New XPS 12 2-in-1 プレミアム・4Kディスプレイの主なスペック | |
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CPU | Core m5-6Y54(1.1GHz、最大2.7GHz) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 8GB(LPDDR3 1600MHz) |
ディスプレイ | 12.5インチ Ultra HD(3840×2160ドット、352.5dpi)、タッチ対応 |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 515 |
ストレージ | 256GB SSD |
光学ドライブ | なし |
インターフェース | Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C×2 |
本体寸法 | 幅291×奥行き193×高さ8mm |
重量 | 約790g(本体のみ)、1.47kg(スリムフォリオキーボード装着時) |
販売価格 | 17万2778円(送料込) |
コンパクトでも4Kの高精細液晶を搭載、dpiは脅威の350オーバー
New XPS 12 2-in-1本体のフレームはマグネシウム合金製、ボディーはカーボンファイバー樹脂製。カラーはグレーと黒でまとまっており、比較的目立つ配色だった同シリーズの13インチノートPC『New XPS 13 』とはまた違った印象を受ける外観となっている。本体のみの重量は790gで、タブレットとしては若干重め。ただし、直接の競合となりそうな『Surface Pro 4』は本体重量767gなので、それほど違いはないと言っていいだろう。
最大の特徴は液晶ディスプレーで、12.5インチながら4K解像度(3840×2160ドット)のタッチパネルを搭載。ドット密度の高さを示すdpiは実に352.5と、New XPS 13 (QHD+タッチパネル搭載モデル)の276.1dpiを大幅に上回る高精細を実現した。数値の上でも凄まじいが、実際に液晶を眺めるとその美しさは特筆すべきものがある。タッチパネルには強化ガラス『Cornig Gorilla Glass NBT』を採用し、軽量化と堅牢性を両立させている。
New XPS 12 2-in-1付属のスリムフォリオキーボードはマグネット式で、背面に可動式のキックスタンドを備えるため、接続中はディスプレーを自立させられる。いわゆるSurfaceシリーズのような仕様で、スタンドの可動は無段階で調整可能だ。キーボード部分はキーピッチは十分で、ストロークもある程度確保されている。耐久性も問題なさそうだが、単体で680グラムとかなり重いのがネック。タブレット本体と合わせた重量は1.47kgとなり、New XPS 13の重量すら上回ってしまう。海外ではより軽いモバイルキーボードが用意されているが、今のところ国内で発表されていないのは残念だ。
インターフェースは、Thunderbolt 3およびUSB 3.1対応のUSB Type-Cコネクターが2基のみという思い切った仕様。そのままでは現在広く使われているUSB Type-Aコネクターのデバイスを接続できないが、付属するType-C to Type-A変換アダプターを使用すれば従来タイプのUSBデバイスも利用できる。ただし、複数のType-Aデバイスを挿したい場合、別途アダプターの購入が必要になるので注意しよう。
オプションで別途購入する必要はあるが、ワコムのテクノロジーを採用したスタイラスペンにも対応。『OneNote』やワコムの『Bamboo Paper』アプリを使ったメモやスケッチなどに便利だ。
次回はベンチマーク結果を掲載し、New XPS 12 2-in-1の性能面にフォーカスする。
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