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エリクソンやベライゾンらと協業してのテストなども

インテル、5G通信に向けた協業と取り組みを公表

2016年02月23日 17時15分更新

文● 貝塚/ASCII

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インテル、第5世代移動通信システムの実現を加速

 米インテルは現地時間の2月22日、自社の5G通信の実現に向けた取り組みを公表した。

 発表されたのは、主にエリクソン、 KT、LGエレクトロニクス、ノキア、SK Telecom、ベライゾンと協業して進めているプラットフォームの構築の状況や、今後の実証実験などの方針だ。以下はプレスリリースに掲載された各企業との取り組みの全文。

  • エリクソンとインテルは、現在両社間で締結しているネットワークの変革、クラウド、IoT でのパートナーシップを拡張し、5G ソリューションに関するモバイル通信事業者との協業を進めるほか、共同でのトライアルを行っていきます。
  • KTとインテルは、5G ワイヤレス・テクノロジーならびに関連デバイスや、仮想ネットワーク・プラットフォーム、共同での標準化作業を開発、検証する 5G のトライアルを 2018 年に実施する予定です。
  • LGエレクトロニクスとインテルは、次世代自動車向けの5Gのテレマティクス・テクノロジーを開発し、検証する予定です。
  • ノキアとインテルは、5Gワイヤレス・テクノロジーとネットワーク・ソリューションの標準化の前作業において協業しています。この取り組みを通じて、5Gモバイル・クライアントとワイヤレス・インフラストラクチャーの両方の早期実現や、将来のワイヤレス・ネットワークでデバイスの接続要件を満たす5Gラジオ・テクノロジーの相互互換性の確保を図ります。
  • SK Telecomとインテルは、5G バイルデバイスとネットワーク・ソリューション、さらにライセンスを不要とする帯域を使用したLAA(Licensed Assisted Access)対応デバイスの開発と検証を、2016 年に行っています。また、両社はこれまでの5Gテクノロジーでの継続的な協業の成果として、アンカー・ブースター・セルやMassive MIMOなど5Gワイヤレス・ネットワークの容量の拡大に寄与するラジオ・アクセス・ネットワーク・テクノロジーの先進技術を披露しました。
  • ベライゾンとインテルは、Verizon 5G Technology Forumを通して、5Gワイヤレス・ソリューションのフィールド・トライアルを行っています。このフィールド・トライアルでは、今日のセルラー・ネットワークよりはるかに大きいデータ容量や高速な伝送速度を可能にするミリ波帯が、家庭やビジネス向けに高品質で高速なワイヤレス接続として、いかに実行可能であるかを実証しています。
プレスリリース「インテル コーポレーション 第5世代移動通信システム(5G)の実現を加速」より
※企業名の表記のみ編集部表記に変更しています。

 また同社は各社との協業を通じ、「5Gの開発と実用化を加速する」IoT向けのソリューションのプロトタイプを開発することも公表した。今後、5G通信の開発にあたっての実証実験などに用いていく計画。以下はプレスリリースに掲載されたソリューションの紹介である。

IoT 向けの接続ソリューション

  • Atom x3-M7272ソリューションは、自動車向けアプリケーションのワイヤレス通信プラットフォームで、ファイヤーウォーリングやパケット検知などの先進的なセキュリティー機能を実装可能にします。
  • XMM 7115 モデムは、IoTの通信手法である Narrowband IOT (NB-IOT)に基づく業界第一弾となるデバイスやアプリケーションをサポートします。
  • XMM 7315 モデムは、LTEモデムとアプリケーション・プロセッサーを単一のチップ上に統合し、IoT向けのLTEの新規格であるLTE カテゴリーMとNB-IOTスタンダードの双方をサポートします。また、広範囲の受信地域、低消費電力、低コストが求められているエンドポイント向けとして理想的なソリューションです。
  • XMM 6255M は、負荷の多い環境において強固な3G接続性を提供します。前世代の製品と比較して、約20%小型化しており、世界で最も小さいスタンドアロンな 3G モデムです。
  • XMM 6255M は、未だ接続されていない無数のデバイスに接続性をもたらし、将来のワイヤレス・ネットワークへの素早い移行を実現させます。
  • XMM 7120M LTE モデムは、M2M アプリケーション向けに最適なソリューションです。
  • XMM 7120M LTE モデムは、セキュリティー・モニタリング、スマートメーター、アセット・トラッキング、産業オートメーションなど、様々な IoT利用例において接続性をもたらします。

スマートフォン、タブレット、PC 向けの LTE 接続性

  • XMM 7480 モデムは、シームレスな LTE アドバンストの接続性と、最大 450 Mbps のピークダウンロード性能を備えており、マルチプレイヤーで遊ぶゲーミングや VR ゲームなど、演算処理負荷の高い高度なコンピューティング体験を可能にします。
  • XMM 7480 モデムは、世界市場向けに設計されており、他のあらゆる LTE モデムよりも多い、単一の SKU で 33 以上の LTE バンドを同時にサポートするほか、TDD 方式や FDD 方式の周波数帯にわたり、LTE アドバンストの技術である 4x キャリア・アグリゲーションもサポートします。

 発表に際してインテル副社長兼コミュニケーション・デバイス事業本部本部長のアイシャ・エバンス氏は、「5Gへの移行は、通信とコンピューティングを一つに統合し、IT 業界に抜本的な変化をもたらします。将来の夢とされていたような感動体験を現実のものとするためには、今、将来に向けた 5G の基盤を構築することが不可欠です」とコメントしている。

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