東芝が2016年春モデルとして発表した15.6型ノートパソコン「dynabook T75/U」は従来モデルと比較してCPUが新たに第6世代のCore i7-6500U(2.5GHz)になったほか、Cortanaに対応するWindows 10 November Updateをプリインストールしている。
外観は従来モデルと同様で、スペック面の変更も上記くらいだが、新たに便利そうなアプリケーションが追加された。スマートフォンと連携させて、dynabook T75/Uでスマートフォンの連絡先やデータの管理、編集が可能な「sMedio TrueLink+ Phone」だ。今回はdynabook T75/Uで実際にsMedio TrueLink+ Phoneを使用してみたので紹介しよう。
iOS/Android用専用アプリでQRコードを読み取れば接続完了
sMedio TrueLink+ Phoneは、Android 4.2以降、iOS 7以降のスマートフォンと接続してパソコン上で管理・編集が可能なアプリ。パソコンとスマートフォンを同じ無線LANに接続した状態で、スマートフォン用の専用アプリを起動し、パソコン側に表示されているQRコードを読み込めば接続が完了する。私は自分のiPhone 6 Plusで試してみたが、難なく接続できた。なお、接続後にスマートフォン側のアプリを終了したり、無線LANの接続が切れるとスマートフォンとパソコンの接続も切れてしまう。
連絡先の管理・編集が可能、メッセージの送信やSkypeも
sMedio TrueLink+ Phoneでは、スマートフォンに登録している連絡先の管理・編集が可能だ。一覧から編集したい連絡先を選択し、「連絡先の編集」をクリックすれば名前や電話番号、メールアドレスなどの編集が可能だ。また、キャリアの電話番号などを使用してパソコン側からメッセージやメール送信もできるほか、Skypeアカウントが連絡先に登録されている場合はSkype通話/Skype Outも可能だ。一覧で右上にある「新しい連絡先」をクリックすれば、新規の連絡先も登録できる。
仕事中や会議中など、スマートフォンをあまり触れられない(触っていると怒られる)場合にどうしても友人などと連絡が取りたいときに、サッとsMedio TrueLink+ Phoneを開いてメッセージが送信できるのは便利だ。また、長文を送信したいときにキーボードで入力できるのでスマホで送信するより早くメッセージを送ることができる。ただし、送信ボタンだけはスマートフォン側から押す必要があるので、同じ無線LANに接続していても近くにスマートフォンがなければメッセージは送信できなかった。
スマートフォン内の写真・音楽・動画データの
再生、ダウンロード、アップロードが可能!
sMedio TrueLink+ Phoneでは、パソコンでスマートフォン内の音楽や写真、動画の再生、パソコンへのダウンロード、スマートフォンへのアップロードができる。スマートフォン内の写真や動画を何人かで閲覧したいときに、パソコンのディスプレーで観ることができるのは便利だ。また、仕事中などに音楽を聴きたいとき、いちいちスマートフォンを操作せずにパソコン上で選曲できるのもありがたい。
仕事中にスマートフォンに触らない
=仕事に集中できる
普段会社でパソコンを使って作業をしていて、スマートフォンを持ってしまうと集中力が散漫になってしまうことがよくある。sMedio TrueLink+ Phoneを使い始めてから、スマートフォンの操作をパソコン上でするようになり、スマートフォンを持たずにすむようになったほか、メッセージを送るなど用が終われば最小化して仕事に戻れるので、前より集中も持続するようになった。メッセージもフリップ入力よりキーボードで入力したほうが速いので、長文の連絡もはかどる。
dynabook T75/Uは、普段の仕事を快適に作業するスペックは持っているので(関連記事)、sMedio TrueLink+ Phoneを使用すれば、集中力も切らすことなくバリバリ仕事できる。オフィスや自宅で使う据え置き用のノートパソコンを探しているなら、dynabook T75/Uはオススメだ。