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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第44回

格安SIMなのに約5000円もお得!? 半年無料キャンペーン中のDTIのSIMを試す!

2016年02月11日 12時00分更新

文● 正田拓也

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DTIに申し込んでみた。SIMと加入案内の2つの封書が届く

DTIに申し込んでみた。SIMと加入案内の2つの封書が届く

 一時期、DTIの広告がよく目についた。格安SIMなのに加入から半年間無料というキャンペーンを行ない、低コストで利用できそうな格安SIMだ。

DTIの申し込みページ。どこかで見たような怪しさのあるシャレのきいたページとなっている

DTIの申し込みページ。どこかで見たような怪しさのあるシャレのきいたページとなっている

 DTIの広告リンクに誘われてキャンペーンページに飛ぶと、何か違うジャンルのアイテムではないかという独特のページに驚き、最初は加入を躊躇してしまったのだが、キャンペーンが延長になったので余計気になって加入してしまった。

半年タダのキャンペーン対象が倍増

 DTIと言えば、大昔、加入者数を絞って帯域を確保していることを“売り”にしていたプロバイダー。その当時から長い年月がたち、親会社も変わって、以前のコンセプトを継承しているかどうはわからない。

 しかし、今回の約安SIMは「急なユーザー増加による回線への負担を抑え、既存のお客様にご迷惑をかけることのないよう、キャンペーンのお申し込みは先着で5000名様に限定させていただきます」とされていたので昔のDTIを思い出してしまったのだ。

 ところが、いつの間にか追加で5000名限定となっていた。プレスリリースでは「この度、回線増強の準備が整いましたので募集人数をさらに5000名拡大することといたしました」と説明されるものの、いきなり倍に増やしてしまうので速度や安定性がどうなるのか不安と感じてしまう人もいるだろう。

 筆者もそう感じたのだが、格安でしかも3GBのプランが半年間タダ、最初の事務手数料の3240円はかかるものの額面だけ見ればお得なことに違いない。まずは加入して確かめてみようということで、加入してみた。

加入申込はネット経由のみ受け付け

 半年無料とはいえ、初期費用の3240円がしっかりかかる。一部の格安SIMは家電量販店で加入料を含んだ加入パッケージが特価で購入できることもあり、初期費用を抑えて加入できることもあるが、今のところDTIではそれがない。

 DTIの無料期間は半年間。ユニバーサルサービス料もかからないそうなので、通常は840+2+消費税の909円が6ヵ月、5454円がタダということになる。

 初期費用を定価で払っても、1000~2000円程度割り引かれた格安SIMよりも3000~4000円は低コストということになる。

 現在のところ申し込みはネットからのみ。筆者の場合、2月1日の申し込みで2月3日に発送、到着はメール便で2月5日だった。

届いたSIMカードは、格安SIMであるMVNOが今後これに移行する真っ白のタイプ。以前のようなドコモのマークは一切ないものとなっている

届いたSIMカードは、格安SIMであるMVNOが今後これに移行する真っ白のタイプ。以前のようなドコモのマークは一切ないものとなっている

 DTIからは2月5日に到着確認ができたのでその日から課金開始する旨のメールが届いていた。今回はキャンペーンで半年無料だが、通常なら課金開始日から無料期間なく日割りで請求されることになる。

 そして、SIMとは別便で加入者情報を記載した入会案内が郵便で届いた。DTI SIMではメールアドレスは付属しないが、ユーザーIDとパスワードが記載されており、諸手続きや使用容量の確認ができる。

 なお、解約のことも触れておこう。データ通信のみの契約では縛りや違約金はなし。解約の申し出は現在のところコールセンターに電話して行なうタイプとなる。

APNは共通タイプ
従来の「ServersMan SIM LTE」とは別

 今やAPN設定に個別のIDやパスワードの入力が必要な格安SIMはほぼ皆無となったが、DTIもAPN設定は共通で大丈夫だ。

 SIMが届けられた台紙にも記載されているが、ネットで検索してもすぐに確認することができる。間違いやすいのはDTIが過去に提供してサービス移管した「ServersMan SIM LTE」とは別だということ。

 紙を探すのが面倒だからネット検索で済まそうという場合は必ず「DTI SIM」の情報を参照したい。

 iOS用に構成プロファイルも用意されており、これも検索ですぐ到達できた。APN設定ができれば通信開始となる。

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