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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第216回

「JINS MEME」で目の動きから自分の状況を知る技

2016年02月03日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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ランニング用、ドライブ用のアプリなども用意されている

 「JINS MEME」のウリはアプリ次第で色々な活用ができること。現時点で、ランニングで使う「JINS MEME RUN」とドライブで使う「JINS MEME DRIVE」が公開されている。

 「JINS MEME RUN」アプリでは、6軸のセンサーでランニングのフォームを確認できる。距離やカロリーなどを計測できるアプリはいくらでもあるが、体軸のぶれを検出してフォームを直してくれるのは、「JINS MEME」だけ。ランニングする人は是非活用したいところ。

 「JINS MEME DRIVE」アプリでは、瞬きと目の動きを計測し、ドライバーの眠気や疲労を検出してくれる。いつもであれば「まだ大丈夫」と運転を続ける状況でも、アプリが「とても眠そう」とアラートを出してくれれば、素直に休憩を取りやすくなる。

 なお、2月8日には体幹トレーニングができる「JINS MEME TAIKAN」がリリースされる予定。トレーニングメニューを自動生成したり、鏡で見てもわかりにくい重心のぶれなどを見つけることができるという。

JINS MEME RUN (ジンズ・ミーム・ラン) App
価格無料 作者JIN CO.,LTD
バージョン1.3.1 ファイル容量86.0 MB
カテゴリーヘルスケア/フィットネス 評価(4.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 8.0以降
JINS MEME DRIVE (ジンズ・ミーム・ドライブ) - 眠気を通知し、安全運転のサポート App
価格無料 作者JIN CO.,LTD
バージョン1.1.2 ファイル容量80.1 MB
カテゴリーヘルスケア/フィットネス 評価(3.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 8.0以降

「JINS MEME RUN」にログインして、JINS MEMEと接続したら、ターゲットとロケーションを選んで「スタート」をタップする

ランニング開始。時間や走行距離、左右のバランスなどをチェックできる。立ち止まると、自動的に計測も一時停止する

走行距離や消費カロリー、対軸のぶれなどをグラフで確認できる

「JINS MEME DRIVE」にログインする

起動画面で「Start」をタップすると、5分ほど目の動きを計測する

問題なければ「順調」と表示される

 「JINS MEME ES」をしばらく使ったが、今までにないユニークなウェアラブルデバイスと言える。自分に合ったレンズを入れれば、もちろん普段使いも可能。毎日寝る前には充電する必要があるが、ベッドサイドにケーブルを置いておけば特に手間もかからない。

 価格は4万円オーバーとやや高いので、誰でも元が取れるというわけではない。しかし、目の動きで集中度がわかるのは、仕事のモチベーションアップや自己管理に役立てられる。筆者はあまり走らないが、ラニングのフォームをチェックできるのもすごい。居眠り運転をしないように警告してくれるのも頼もしい。もうすぐ世界初となる体幹トレーニングのためのアプリも登場予定。アプリ次第で活用度がどんどん高まりそうだ。世界初の自分をみるアイウェアに興味があるなら、試してみてほしい。新しい経験を得られること請け合いだ。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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