「Writting」の速度がアップ
2万円台の軽量Winタブ「WN802」、Officeの閲覧にちょうどいい
まずは、Windowsの快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」から。結果は下記の表のとおり。新たにAtom x5-Z8300搭載となったことで、プロセッサーとグラフィックスの数値が向上した。
「Windowsシステム評価ツール」の結果 | ||
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旧モデル | WN802 | |
プロセッサ | 5.9 | 6.1 |
メモリ | 5.5 | 5.5 |
グラフィックス | 4.1 | 4.2 |
プライマリハードディスク | 6.8 | 6.8 |
続いて「PCMark 8」のHome Coventionalでは、下図のようにスコアが1151となった。旧モデルのスコアよりわずかに高い。項目別に見てみると、特に「Writing」(文書の表示・編集速度)の結果に差が出ていた。Officeソフトをよく使う人には朗報だ。
PCMark 8 Home Conventional スコア | ||
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旧モデル | WN802 | |
総合点 | 1092 | 1151 |
Test duration | 48min 18s | 50min 31s |
Web Browsing - JunglePin | 0.58s | 0.67s |
Web Browsing - Amazonia | 0.20s | 0.20s |
Writing | 9.9s | 6.4s |
Casual Gaming | 5.6fps | 6.17fps |
Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2 | 30fps | 30fps |
Video Chat v2 / Video Chat encoding v2 | 317ms | 326ms |
Advanced Photo Editing part 1 | 2.70s | 2.68s |
次に、モバイル端末において重要なバッテリー駆動時間を計測した。
バッテリー駆動時間テストの条件
- 電源プラン「バランス」
- 無線LANとBluetoothをオンに設定
- ディスプレーの明るさを50%に設定
- ディスプレーの輝度調整機能を無効化
- 「BBench」で、10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
開始から4時間6分で残り2%となり、休止状態へ移行した。ちなみに、残り20%以下となるとWindows 10の標準機能である「バッテリー節約機能」が自動で起動する(実際に、バッテリーの減り方が緩やかになったのを確認できた)。外出中に長時間使用したい場合は、前もって節約機能をオンにしておけばバッテリー切れを避けられるはず。
WN802は2万円台というリーズナブルな価格でありながら、ウェブや文書の閲覧といった用途には充分使えるタブレットだ。気軽に購入できて、気軽に持ち歩ける薄型軽量サイズである点も評価できる。