このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第43回

iOSとAndroidで格安SIMの速度や挙動が違うのか? 比較してみた!

2016年01月28日 12時00分更新

文● 正田拓也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

午後のビジネス時間帯はどれも安定して速い

午後3時前後のビジネス街(単位はMbps)

午後3時前後のビジネス街(単位はMbps)

 この時間の特徴としては、非常に高速な通信ができているということ。以前であればこの時間帯はもう少し遅い数値だったが、今は設備改善がされ、非常に速いスピードが出ている。

 今回試した端末はキャリアアグリゲーションに非対応のため、実効値で言えばほぼ最高に近い数値が出ていると言える。

 細かいところ見れば、OOKLAの数値にばらつきがある。一方のRBBが安定的に速い数値を出していることから、OOKLA側は計測サイトの混雑など別の原因と考えられ、この時間帯の速度としてはRBBの数値で判断するのがいいと思われる。

あまり差はないが、速度数値に表われないところに違い

 ここまで実際に数値を測定した限りでは、OSによる速度差はないと言えよう。ただ、速度が遅い際の挙動でも見られたように、条件がよくないときに体感上の快適さが異なり、それでOSによって差があるように感じた可能性がある。

 これは数値化できていない事象なので、これだけでiOSが快適と判断するものではないので注意してほしい。

 なお、今回はいつも計測に使うIIJmioとともに楽天モバイルのSIMを使った。楽天モバイルと言えば過去の計測でデータ転送速度が遅い時期もあったが、今回の結果からきちんと改善されており、IIJmio以上の高速さを得ていることがわかる。

 ただし、楽天モバイルは今回のように超高速域で速度測定を繰り返すと3日間の容量制限にすぐ引っかかってしまう。同じ日に集中的に計測してしまえば問題がないが、その後3日間は速度が出ない日が続くことは覚悟しておこう。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン