「インストールされない」「使われない」「儲からない」ーー100本超のアプリ運用実績を持つ「エキサイト株式会社」の事例から、アプリを失敗で終わらせないためのノウハウを学ぶ書籍『事例に学ぶスマホアプリマーケティングの鉄則87 企画からプロモーション、分析、マネタイズまで』。本書の中から、現場ですぐに使える「鉄則」を厳選して紹介します。
アプリ名は、ストアでどのように表示されるかを確認しつつ、検索しやすくユーザーの興味を引く名前を付けるようにします。
ストアのアプリ名は見え方を意識する
アプリ名は、アプリの内容や魅力を表現するもっとも大切な要素です。また、アプリストア内で検索するときのキーワードとしても使われます。アプリストア上で表示されるアプリ名と、OS上の実際のアプリ名は別々に設定できるので、ストアのアプリ名にはコンセプトや検索キーワードを適切に盛り込んだ名前を考えます。
iTunes Connectデベロッパガイドには、「説明文のような記述をアプリケーション名に付加しない」とあります。しかし、アプリの名前だけではアプリの内容がわかりづらいことも多いことから、実際には簡単な説明を含む名前を付けているアプリがほとんどです。
App Storeのアプリ名は「23文字以内」で
App Storeのアプリ名(App Name)は最大255文字まで登録できますが、App Store Product Pageは23文字以下にするよう推奨されています。ただし、端末やストア内の画面(検索結果、ランキングなど)によって実際に表示される文字数は異なるため、アプリ名はそれぞれでの見え方を意識して付けましょう。
検索結果のアプリ名は、iPhone(iOS 9)の場合、21文字〜25文字まで表示され、以降は「...」で省略されます。伝えたい要素が省略されないように、文字の配置を調整しましょう。たとえば、「エキサイトニュース」の場合、もっとも短い場合で、「ニュースが素早く簡単に読める:エキサイトニュース」の「エキサイト」までが表示されます。
ランキング画面のアプリ名は、iPhone 6 Plusの場合は26文字まで、iPad(iOS 9)の場合は29文字まで表示されます。
アプリ名変更はアップデート時のみ
App Storeではアプリ名はアップデート時しか変更できないので、名前をいろいろと変えながら試すことができません。一方、Google Playではアプリ名を任意のタイミングで変更できます。Google Playで検証し、その結果をもとにApp Storeのアプリ名を変更するのも効果的です。