これまで以上にスタミナ管理を徹底せねばならないのですよ
スマホゲームに“スタミナ”要素が無くなる日も近い?
今月8日、ガンホー・オンライン・エンターテイメントがiOS/Android向けに配信中の大ヒットアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」でメンテナンスを実施することが発表になりました。
1月12日(火)3時より5時までを予定しており、メンテナンス後がスタミナの回復時間が現状の5分から3分に短縮するようです。(外部サイト)
配信当初に比べ、3倍も遊べるようになった!
パズドラは当初、スタミナを1回復するのに10分も所要していました。そこから5分になり、今回で3分まで短縮することに。
つまり、サービス開始時に比べ、1日あたり約3倍も遊べるようになったワケです。そう考えたらすごいことですわ。
「そんなワケねーだろ!」とつっこまれるかもしれませんが、スタミナの回復時間がどんどん短縮しているパズドラ。いずれはスタミナの概念自体が無くなるのでは……と思ったわけです。
やり込んでいるユーザーしかスタミナ回復をしないのでは?
まず第一に思い浮かんだのが、やり込んでいるユーザーしかスタミナ回復を利用していないという可能性。
パズドラではゲーム内アイテム「魔法石」を使用することで、スタミナを最大値+現在のスタミナ量ぶんだけ回復することができます。
私はスタミナ回復にも利用しますが、利用パターンとしてはダンジョンを周回する場合と、どうしても勝てないから何度も挑戦する場合の2種類。多くのユーザーが利用するのは周回する場合だと思うので、ここに焦点を当てると、ゲリラダンジョン(超メタドラや星宝の魔窟など)がメインでしょう。1時間など限られた時間内により多くダンジョンをプレイするために、何度もスタミナを回復し、ダンジョンに進入するためです。
これについては多くのやり込んでいるユーザーが行なっていることですが、パズドラには無課金ユーザー含め、さまざまな層がプレイしています。
こういうユーザーにとって魔法石は貴重なモノ。レアガチャを回すぶんも考えるとスタミナを回復することに敬遠している方もいるのではないでしょうか。
そもそも、一日にプレイする時間をスタミナがあるぶんだけ……と決めている方もいると思うので、スタミナ回復自体に魔法石を使用する人が限られているのかなと。つまり、スタミナの回復時間が短縮したところで、そこまで運営に支障をきたさないと判断したためかもしれませんが。
スタミナ要素の無いゲームが盛り上がっている
第二にスタミナ要素を採用していないゲームの熱中度が増しているという点を見逃せません。
まずはコロプラの「白猫プロジェクト」。指先ひとつで遊べるアクションRPG。最大4人の協力プレイが可能な本タイトルはスタミナが無く、無制限にプレイ可能です。スタミナ要素が無いぶん、レアガチャはキャラクターが排出されるものと、キャラクターに装備する武器が排出する2種類あり、これらがメインの収益となるコンテンツでしょう。
ダウンロード数がグングン伸びているだけでなく、リアルでのイベントも盛況で今では人気アプリゲームの一角を担っています。
スタミナ要素だけでなく、レアガチャすら実装していないのがカプコンの「モンスターハンター エクスプロア」。インタビューでもお答えいただいたことですが、「モンハンにレアガチャは似合わない」ということで、スマホゲームにありふれたマネタイズは実装していません。
その代わり、1度に装備や素材を大量に入手したい場合やオートプレイ、プレイヤー自身を一時的に強化するときなどに課金アイテムを利用します。
モンハンというビッグタイトルがスマホで遊べるということだけでなく、こうした無料でも至れり尽くせりな感じなので、今後も人気を博すタイトルになるでしょう。
っていうかスタミナ管理がマジでやばい
正直、スタミナ回復時間がなぜ短縮するかなんかよりも、スタミナの管理をしないと溢れかえりやすくなることのほうが問題なんですよ!
スタミナを1回復するのが3分になった影響で、一日に回復する最大量は480(計算が間違っていなければ)。現状は一日で最大288回復しているところが、なんとさらに192も増えるワケです。
仮に平日、仕事で10時~19時までスマホに触れないとすると、180も回復するわけです。スタミナ180というとランク327。つまり、ランクが326以下の人は仕事中に一度もプレイしていないだけでスタミナが最大or溢れてしまうというわけ。
もちろん、仕事中だけでなく、睡眠中も油断できません。寝る前にスタミナをしっかり消費していないと翌朝起きたらいっぱい溢れている……という状況に陥るかもしれませんよ。
まぁちょっと遊んでもすぐに回復できてしまうので、いっぱい遊べるようになったことはヒジョーに嬉しい限り。これからもパズドラ漬けの日々になりそうです。
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