前代未聞 視聴者といっしょにアプリを制作!
たった48時間で「スマホVR ハコスコ向けアプリ」を制作した開発者のウラ話
次にVR向けアプリをつくるならシューティングゲーム
── 48時間以内にアプリが完成し、ニコ生で実際にプレイができたようですが、もっとも苦戦したポイントってどこでしたか。
かも氏:ニコ生のコメントとの連動ですね。せっかくニコ生でアプリを制作するから視聴者のコメントをアプリに盛り込めないかと試行錯誤しました。
ふもと氏:ただ、ニコ生でコメントと連動させるというのは“実際に流れるコメント”が必要なワケで……。そこで、アプリの制作段階でほかの生放送のコメントを連動させて試してみたりしましたよ。
── 舞台裏ではそんな試みもあったんですね! 製作期間がかなり短い環境でしたが、あと1時間あったら加えたかった要素とかってありますか。
かも氏:視聴者からもらっていたアイデアをもっと採用したかったですね。特に障害物や背景については時間内に組み込めるモノを採用したので、いただいたアイデア全部をできれば盛り込みたかったです。
── それでもかなり完成度が高いと言いますか、普通にApp Storeなどでも配信できるレベルでしたよね。実際につくられたアプリは各種ストアでの配信は考えていないのでしょうか。
ふもと氏:今回制作したアプリはストアに配信することは一切ありません。おそらく今後も配信することはないでしょう。
── もったいなくないですか?
ふもと氏:今回の企画はすべて視聴者といっしょにつくるということです。ストアに配信して大勢の方に楽しんでもらうというよりも、スーピコの視聴者と完成した瞬間を分かち合うということが目標でした。達成感もその場で十二分に味わえましたし。なので、もったいないとかの感情はありませんね。
── 情熱がひしひしと伝わってきました! 今回はハコスコ向けのアプリを制作しましたが、今後はVR関連のアプリはかなり流行するかと思います。仮にひとりで制作するとしたらどれくらいの期間が必要かと思われますか。
かも氏:アプリ自体の内容にもよりますが、アプリ制作の基礎を知っている方ならだいたい1週間。基礎を勉強しつつ進めていくのであれば1ヶ月くらいを目標に制作すればいいのではないでしょうか。
── なるほど。ちなみに今後もVR向けのアプリをつくろうとは思いますか?
ふもと氏:初めてハコスコ向けのアプリをつくったところ、かなりおもしろかったので今後も挑戦したいとは思いました。
── ということは今後もニコ生でアプリをつくる企画をやったり……。
ふもと氏:かなり疲れますけどね! 仮に次にVR向けのアプリをつくるとしたらシューティングゲームやホラーゲームをつくってみたいですね。特にシューティングゲームは今回の企画の最初の構想段階でもあったネタなので機会さえあれば挑戦したいです。
── 普段からアプリでゲームを遊んでいる自分にとっても制作現場を見れたのは貴重な体験でした。本日はお忙しいところ、インタビューをお受けいただきありがとうございました。
さて、放送が終了している本放送ではあるが、ニコニコ生放送のタイムシフト、またYouTubeでも視聴可能だ。制作する前の視聴者とのアイデア出しから完成まで見ることができるので、ぜひとも視聴してみてはいかがだろうか。
特に、完成して遊んでいるシーンはその場にいなくとも達成感が味わえるハズ。
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