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セキュリティ脅威予測、16年は「ネット恐喝」の年に

2015年12月11日 02時49分更新

記事提供:通販通信

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ロゴ トレンドマイクロ(株)は10日、2016年の国内外における脅威動向を予測したレポート「2016年セキュリティ脅威予測」を発表した。

 同レポートによると、2016年はサイバー犯罪者が窃取した情報を元に、インターネット利用者を恐喝する「ネット恐喝」の年になると予測。Web改ざんやDDoSといった従来のハクティビズム行為から、個人情報や技術情報を窃取した上で、その情報を材料に金銭的脅迫を行う「ネット恐喝」が個人・法人問わず大きな脅威になるとした。

 また、次世代決済システムがサイバー犯罪者に狙われる可能性があると指摘。EMV(※1)クレジットカード、非接触型(RFID)(※2)クレジットカードを用いた新しいクレジットカード決済システムや、Apple PayやGoogle Walletといったモバイルウォレットのような新決済システムの安全性が、サイバー犯罪者によって試される一年になるとした。

 さらにIoT(Internet of Things:モノのインターネット)分野では、IoTデバイスにおける誤動作・ハッキング・不正使用などが予想され、仕様や利用方法について議論が起こると予測した。

※1 EMVは、主要クレジットカード会社で合意したICカードの統一規格。
※2 RFIDは、情報を格納したタグなどから電波を介して情報を読み取る自動認識技術の1つ。

■「2016年セキュリティ脅威予測」

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