手のひらサイズPCは、すっかり定着する存在となった。ZBOXやNUCといった先駆者だけでなく、LIVAのような強烈なインパクトを与えてくれたPCも登場と、CPUやGPUほどではないにしろ、ゆっくりとマイペースで進化を続けている。
NUCはモバイル向けCPUを搭載、スティックPCやLIVAはAtom搭載といった流れだったが、ようやくCore M搭載の超小型PCがECSから登場したので、年末に合わせて楽しめそうな「LIVA Core」を3回に渡ってチェックしていく。第1回はフツーにチェックしていこう。
かなりスタイリッシュになった
ボディーを愛でる
LIVA CoreはM.2 2280/2242スロットに対応するSSDとOSを用意すればOKのベアボーンキットのひとつだ。スペックは次の通りで、オンボードCPUが「Core M-5Y10c」で、オンボードメモリーがDDR3Lの4GB。
手のひらサイズ136(W)×84(D)×38(H)mm、重量約420gからすると、十分すぎるスペックだといえる。インターフェースにはギガビットイーサ×1、HDMI×2(HDMI 1.4a)、USB 3.0×4、microSDカードリーダー、マイク、ヘッドフォン端子。
ワイヤレスはIEE 802.11ac、Bluetooht 4.0に対応する。入出力についてもコンパクトなボディに盛りだくさんだ。またMESAマウントにも対応しており、NUCなどと同じく、ディスプレーの後ろにセットして運用するといった用途も可能だ。
マシンは完全ファンレスで、側面は金属パーツを採用して放熱性を高めている。天板はスケルトン仕様でCPUクーラーを視認できるようになっており、自作PC野郎の心を刺激してくれる。ともあれ、ほどよくズッシリで手のひらサイズと、持っていて楽しい作り込みだ。
(→次ページヘ続く 「まずはストレージの取付」)
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