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年末年始の特番を録りまくり! 最新BDレコを買う!! 第1回

4K時代のBDレコ、パナ「DMR-UBZ1」の超こだわり設定を見た!

2015年12月07日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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Ultra HD Blu-ray再生のための多彩な変換出力に対応
4K動画のBD保存も可能!

番組表の画面。このあたりはスタンダードなBDレコーダーと共通で、機能的にも違いはない

番組表の画面。このあたりはスタンダードなBDレコーダーと共通で、機能的にも違いはない

録画番組リストの画面。大きな違いはないが、自動録画した番組をピックアップする「おまかせ」や、新番組だけ一覧できる「新番組」タブが増えている

録画番組リストの画面。大きな違いはないが、自動録画した番組をピックアップする「おまかせ」や、新番組だけ一覧できる「新番組」タブが増えている

 ここからは機能面を紹介しよう。基本的な録画機能は、同社の最新モデルと同様で、「新番組お知らせ」機能なども一通り備える。機能については次回で詳しく紹介する。

 シリーズ共通で便利なサイドメニュー機能も採用。テレビ放送の視聴中、録画番組の再生中に、別の録画済み番組や番組内の詳しい内容を確認できるもので、使い勝手は良好だ。

サイドメニューを表示したところ。画面の四方に4つのバーがあり、視聴を続けたまま番組探しなどが行なえる

サイドメニューを表示したところ。画面の四方に4つのバーがあり、視聴を続けたまま番組探しなどが行なえる

上部のバーを選択すると、録画した番組をジャンル別などで選択できる

上部のバーを選択すると、録画した番組をジャンル別などで選択できる

 肝心な高画質、高音質機能は、ハイエンドモデルだけの機能が数多く用意されている。再生画質の設定は、標準/設定1/設定2が用意されており、カスタムして好みの設定をメモリーしておける。

 なお、BD再生時とテレビ視聴などそれ以外ではメモリーも独立しているので、合計4つの設定を使い分けられる。

 映像素材では、コンテンツに合わせた最適な画質が選べる。標準のほか、ハイレゾシネマ、レトロシネマ、アニメなど多彩に用意されている。画質調整などが面倒という人でも、ここは視聴するコンテンツに合わせて選択するとより優れた画質が楽しめるだろう。

再生設定にある画質設定。スタンダードモデルよりも、選択できる項目が増えており、設定1/2を選べるなど機能が強化されている。残念ながら2D-3D変換機能は省略された

再生設定にある画質設定。スタンダードモデルよりも、選択できる項目が増えており、設定1/2を選べるなど機能が強化されている。残念ながら2D-3D変換機能は省略された

映像素材メニューでは、標準/ハイレゾ/シネマ/ハイレゾシネマ/レトロシネマ/アニメ/ライブから選択可能。多くのコンテンツ向け設定が用意されている

映像素材メニューでは、標準/ハイレゾ/シネマ/ハイレゾシネマ/レトロシネマ/アニメ/ライブから選択可能。多くのコンテンツ向け設定が用意されている

それぞれの画質調整項目。解像感調整では、解像感(高域/中域)、解像感(色)、輪郭補正がある

それぞれの画質調整項目。解像感調整では、解像感(高域/中域)、解像感(色)、輪郭補正がある

ノイズ低減は、ブロックノイズ、ランダムノイズ、モスキートノイズ、ドット妨害・クロスカラーと4つのノイズ低減を個別に調整できる

ノイズ低減は、ブロックノイズ、ランダムノイズ、モスキートノイズ、ドット妨害・クロスカラーと4つのノイズ低減を個別に調整できる

輝度・色調整は一般的な画質調整のためのメニュー。白階調と黒階調を個別に調整できるのは便利だ

輝度・色調整は一般的な画質調整のためのメニュー。白階調と黒階調を個別に調整できるのは便利だ

 このほか、DMR-UBZ1ならではと言えるのが強力な映像変換機能だろう。Ultra HD Blu-rayソフトでは、4K/60p(4:4:4 10bit)で映像信号が記録・再生されているが、4Kテレビはともかく、4Kプロジェクターではこの信号に対応できないモデルもある。

 それに合わせて、4K/60p(4:2:0 8bit)への変換出力も可能。もちろん、HDR信号の出力も、組み合わせるテレビやプロジェクターに合わせて自動でオン/オフが選択される。

 4K解像度のUltra HD Blu-rayソフトでも、フルHD解像度にダウンコンバートして出力できる。もちろん、HDR対応の4Kテレビと組み合わせるのが理想だが、HDR非対応でも映像の表示はできるのでテレビも一緒に買い換えることにはならないので安心だ。

 また、従来のBDソフトや地上波などのテレビ放送も、最大4K/60pのアップコンバート機能も備える。独自の「ダイレクトクロマアップコンバートPlus」により、高精度な色信号の変換が可能だ。ディテールの再現性を高める4K超解像も盛り込まれている。本機はBDレコーダーとしても高機能だが、再生専用のBDプレーヤーとしてもトップレベルの実力を備えているのだ。

(次ページに続く、「ハイレゾ音源用のNASにもなるハイエンドらしいオーディオ性能」)

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