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指先を濡らす、マジックで塗りつぶす、やすりで削る

富士通のモバイルノートPC『LIFEBOOK SH90/W』の指紋認証センサーの限界を探る

2015年12月07日 16時00分更新

文● 林佑樹 編集●ジサトライッペイ

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もう少しタフな状況の指先でも試してみる

 先の検証では、ありがちな状況下で試してみたが、もう少しタフな状況ではどうなるのだろうか。そこで、追加として指紋採取セット(「おゆまる」というプラスチックねんどを利用)から採取したダミー、3日間洗浄処理を施していない指先、やすりで研磨された指先でもチェックしてみた。あまりないシチュエーションばかりだが、手がひどく汚れた状態でどうしてもログインしなければならないという状況が確実にないとは言えない。

詳しい指紋採取の手順は諸々の事情により割愛するが、おゆまるで自作したダミー指紋の場合は反応すらしなかった。電荷がないので当然といったところか。カジュアルな指紋コピーに耐えると見ていいだろう。

3日間洗浄処理を施していない指先はやや認証に手間取っているようで、少しの間を置いてからクリアー。また、通常時と同じ感覚で指を滑らせると、認証に失敗することもあった。ゆっくり指を滑らせるとよさそうだ。

ちなみに今回“運悪く、3日間水道の無い状況にいた場合”を想定して、指サックを3日間装備した状態で汚れた指を再現した。

露骨に色が変わって、検証とはいえちょっとアレな気分になった。

 さて。問題は研磨した指先である。凹凸にある電荷の量を見ているのであれば、その凹凸がなくなれば認証しなくなる可能性がある。日常生活において指紋がほぼなくなる可能性は極めて低いが、薬品を取り扱うことの多い人であればその限りではないだろう。そこを調べるべく、まずは指先の研磨からだ。

用意したのは耐水ヤスリ400番/1000番/2000番。

仕上げ用としてMr.コンパウンド(細目、3000番相当)、Mr.コンパウンド(極細、8000番相当)。耐水ヤスリだけでよさそうな気もしたが、きっちり仕上げるべきとプラモデルに教えられているので、必要不可欠なのだ。

いつものようにプラモデル感覚で400番から研磨をはじめたところ、皮膚が負けてしまった件について(編注・みなさんは絶対にマネしないでください)。

コンパウンド中の様子。研磨フローは先の反省から1000番で軽く押した状態で30分、次に2000番で30分。Mr.コンパウンド(細目、3000番相当)を20分、Mr.コンパウンド(極細、8000番相当)を10分とゆっくりやさしくねっとりと研磨した。

指紋を視認できるが、肌触りは露骨に変化している状態。指紋センサーをなぞってみたところ、エラーを連発し、結局ログインできなかった。また、1000番台終了時点でのテストでは、5回リトライしたのちにログインできたことからすると、相当しっかり研磨しない限りはログイン可能だと言える。

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