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実例に学ぶ!安心感を演出するショップ写真の撮り方 (1/3)

2015年12月10日 12時00分更新

文●岡田陽一/ふわっと

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自分で商用写真を撮るためのノウハウがぎっしりつまった『デザイナー&ディレクターが写真を上手に撮る本』(岡田陽一 著、KADOKAWA刊)から、「ネイルサロン」のサイトを作るときの撮影ポイントを3回に渡って紹介する本連載。第2回は、ショップページに掲載する写真について解説します。(編集部)

ショップページ

今回解説するショップページのポイントは次のようになります。

02.png-nailsalon_shop.psd

ネイルサロン-ショップページ

1.当店の紹介
「どのような場所で施術されるのか」という、お客さまの不安感を払拭する必要があります。露出アンダーにならない、明るい写真にします。

2.店内小物
店内にある小物を撮影して、お店のセンスをアピールします。カタログ写真にならないような撮り方が必要です。

3.スタッフ
どのような人に施術してもらえるかも、お客さまにとっては大いに関心があるところです。スタッフの人柄が伝わる、お客さまに共感してもらえる明るい写真が必須です。

ショップページには、店内の様子やスタッフの雰囲気など、初めて訪問するお客さまが気にする情報がたくさん掲載されています。お客さまの不安を取り除き、安全、安心、清潔、親近感などを感じてもらえるようにします。

1.当店の紹介

店内は明るく清潔な雰囲気が出るように撮ります。窓から明るい光が差し込む場合、カメラ任せで撮ると暗く写ってしまいます。「露出アンダー」といわれる現象です。

明るく写るようにするには、カメラの露出補正機能を使います。暗く写ってしまった場合は、プラス側に補正します(プラス補正)。撮影した写真はカメラの液晶で確認できますが、液晶サイズが小さいため正確にはわからないことがあります。補正量がわからない場合は、段階的に何枚か撮っておきます。

RAW形式で撮影しておくと、ある程度は現像時に調整できます。

いわゆる露出アンダーの写真。光が強い白い部分が多い場合、カメラの露出計は白をグレーに認識しようとするので、全体的に暗く、さらに光の届かない屋内が暗くなってしまいます。

照明とカメラ位置

天井からの蛍光灯、外からの光だけで、他の光源はありません。撮影意図は、施術場所をきれいにとることですので、窓外の風景は白く飛んでしまってもかまいません。露出補正をプラスにして、多くの光を取り込むようにします。プラスの露出補正をすると、シャッタースピードが遅くなるので、ブレないように気を付けます。どうしてもブレてしまうときは、三脚を使います。

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