Web制作に便利なコラボサービスuniversionsが全UIを刷新
ユニマルは24日、Web制作でのファイル共有コラボレーションサービス「universions」の全UIを刷新。デザインファイルのフィードバック簡易化ほかアップデートを実施した。これまでのプロジェクト数とは別にアーカイブ領域を追加し、併せて料金プランの変更を行っている。
universionsは、ライター、デザイナー、コーダー、デザイナーなど職種の異なるウェブ制作者でも使いやすいツールとして開発されたサービス。クラウドソーシングやリモートワークの普及もあり、デザイナーやエンジニアなど複数の専門家がアプリやウェブ製作の共同作業が増えている状況に対応したものだ。
今回のアップデートでは、サイト品質の根本となるデザインフェーズでのフィードバックループをより回しやすくし、全フローをカバーするコラボレーションツールとして、これまで以上に制作現場の煩雑な作業を軽減するとしている。アップデートされた主な新機能は以下のとおり。
デザインに特化したファイルストレージ機能
常に同期する必要のないファイル、納品成果物とは別で管理したいという要望に応え、「ファイルストレージ」というスペースを用意。ファイルストレージは自動同期をしない、アップロードとダウンロードを操作して行うデザインファイルを主として扱うストレージ。
PSDやAIファイルなどの専用ソフトウェアを必要とするデータもuniversions上で内容を確認でき、デザインの上から枠をつけてコメントできる。メンバー間やクライアントとのデザイン指示の相違をなくし、より円滑なデザインレビューが可能。
プロジェクトのアーカイブ機能
アーカイブ機能では、すぐに開く必要のないプロジェクトを「アーカイブ」することで、稼働中のプロジェクトと区別しやすくしている。アーカイブされたプロジェクトはボタンクリックだけで復旧が可能で、数分で再びuniversionsプロジェクトとして利用可能だ。
リリース後の問い合わせ対応や障害対応など、さらには新しい制作業務の参考情報として活用したい場合など、なかなかプロジェクト削除はできない要望に対応したもの。アーカイブしたプロジェクトは、各プランの作成可能プロジェクト数にはカウントされない。
ファイル/タスク/ノートへのコメント機能
制作中の各オブジェクトごとにコメントを付けるられるようになった。トランク内のファイルタスクノート(旧Wiki)コメントはプロジェクトのタイムラインでメンバーに通知され、タイムラインのコメントから紐付いたオブジェクトに素早くアクセスできる。
新たな料金プランで新機能は利用可能
新たな料金プランについては以下のとおり。旧プランでの利用ユーザーは、そのままプランが継続利用可能だが、今回追加されたファイルストレージ機能、アーカイブ機能を利用できない。新料金は以下のとおり。カード登録不要のお試し期間(Liteプラン)を14日から60日へ大幅に拡大している。
・Guest(プロジェクト作成不可の招待ユーザー):0円/月
・Lite(プロジェクト数最大1、アーカイブ数1のプラン):500円/月
・Standard(プロジェクト数最大3、アーカイブ数10のプラン):1,800円/月
・Pro(プロジェクト数最大10、アーカイブ数100のプラン):4,800円/月
・Expert(プロジェクト数最大20、アーカイブ数300のプラン):11,800円/月
このほか、より直感的で使いやすいユーザーインターフェースの大幅刷新や、プロジェクト内の通知閲覧がより気軽にできるuniversionsのメッセージングに特化したスマートフォンアプリをリリースが行われている。また利用者からの要望の多くのフィードバックしており、メッセージ通知、ダッシュボードのプロジェクト一覧でのサーバーサムネイル表示、ファイルのプッシュ時に関連タスクの選択した紐付けなどがサービスに反映されている。
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universionsアップデート情報
画像:ユニマル