マルチプラットフォーム対応で機能はシンプル
聴き放題サービスの機能としてはシンプルですが、必要なものがコンパクトにまとまっていて使いやすいです。Prime Musicはウェブブラウザーで使えるほか、Android、iOS、Windows、MacOS X向けに専用アプリ「Amazon Music」を用意して、最初からマルチプラットフォームに対応しています。Amazon謹製のFireタブレット、Fire TVシリーズで使えるのはもちろんのことです。
PC版の専用アプリは「MP3ダウンロードストア」のクライアントも兼ねていて、ダウンロード購入の決済とライブラリ管理機能も持っています。MP3で購入した曲はダウンロードも可能ですが、同時にクラウドロッカーに保存されるので、購入後すぐストリーミング再生ができるようになります。もちろんPrime Musicの音源と混在させて。
もうひとつPC版のアプリは、ローカルに保存されたiTunesのライブラリなど、ほかの音楽ファイルも読み込んで再生できます。これも、もちろんPrime Musicの音源と混在させて。iTunesと違って、ライブラリの表示でクラウド/ローカルを切り替えられるので、わかりやすいです。
ストリーミングのビットレートは、最大でAACの256kbps。そのほかに、128kbpsと48kbpsが選択できますが、ネットワーク環境に応じてビットレートを選択する自動モードもあります。
しかしながら、Prime Musicで提供されるライブラリは「100万曲以上」。はっきり言ってしょぼいです。
(次ページでは、「Prime Musicの本当の怖さはどこに?」)