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発見!Steamおすすめのゲーム 第8回

早撃ち勝負の一騎打ち!西部劇のスゴ腕ガンマンになれる『Call of Juarez Gunslinger』:Steam

2015年11月11日 18時00分更新

文● 篠原修司 編集●ジサトラアキラ

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 PCゲームのダウンロード販売サイト『Steam』から、面白いゲームを発掘して紹介するレビュー連載。第8回目は、西部劇のガンマンたちとアツい銃撃戦を繰り広げる一人用FPS『Call of Juarez Gunslinger(コール・オブ・ファレス ガンスリンガー)』を紹介する。

 本作は西部劇FPS『Call of Juarezシリーズ』の4作品目にあたり、PC以外にもPS3やXbox 360でダウンロード専用ソフトとして販売されている。前作ではなぜか舞台が現代のアメリカにワープしていたが、ユーザーから不評だったのか西部劇の時代に戻ってきてくれたため、本作では安心してマカロニ・ウェスタンが楽しめるぞ。

二丁拳銃も扱える

 西部劇の時代などと言うと、なかには「あの時代の銃でFPSなんてテンポ悪そう」と思う人もいるかもしれないが、その点もゲームなので安心して欲しい。アイアンサイトで狙えば弾はまっすぐ飛ぶし、リロードもスムーズに行なえる。

狙えば当たる。これゲームですから

 つまり、理想通りのスゴ腕ガンマンになれるってわけだ!

賞金稼ぎの小説は本当か?

 ゲームは年をとったガンマンのサイラス・グリーブスが、とある酒場で若い酔客を相手に昔話を語るところから始まる。賞金稼ぎであるサイラスの人生は大衆小説「ダイム・ノベル」として出版され広く知られており、酒場の客からすると「あの有名人が今いるってマジ? ここに書かれてる話が本当なのか1杯奢って聞いてみようぜ」となるのである。

 はたして小説に書かれている内容は本当なのか、それともウソなのか。プレイヤーは若いころのサイラスとなり、昔話を沿うようにあの時代の“真実”を追体験していく。

 もちろんストーリーではビリー・ザ・キッドやオールド・マン・クラントンなど、アメリカ西部開拓時代の有名人がわんさと登場するため、好きな人にはもうたまらない。

当時の有名人が登場

早撃ちモードで連続キル!

 本作のシビれるような楽しさは、世界観もあるがやはり早撃ちモードの存在だろう。

 リボルバーメーターが満タンになると、早撃ちモードが使えるようになる。このモードに突入すると、プレイヤー以外の時の流れが緩やかになる。ようするに、スロー再生の世界でプレイヤーだけがいつも通り動けるのだ。

 早撃ちモード時は敵のガンマンが赤色で表示されるため、どこに敵がいるのかも丸わかりになる。このチャンスを利用すれば、圧倒的不利な状況でもいともカンタンに覆すことができるぞ。

早撃ちモードでは敵はほぼ動かない的

 そして世界の流れが元に戻るとき、神業のような早撃ちにやられたアウトローたちがバタバタと倒れていく。これで気持ち良くならないゲーマーがどこにいるってんだ!

死の予感でトドメの1発を回避

 さらに、敵に撃たれすぎてしまったときにトドメの1発を回避できる“死の予感”システムも最高だ。

 これは“その1発が当たると死ぬ”状況において、トドメの1発を回避できるクイックタイムイベント(QTE)だ。

トドメの弾丸を避けろ!

 飛んでくる弾丸の方向を見極め、左右どちらに避けるかを一瞬の判断で入力しよう。

 また、ストーリーの進行上、射撃をメインにしたQTEも存在する。こちらも失敗しても死ぬようなことはなく、そのまま乱戦に突入するだけだ。QTEに成功するごとにアウトローを撃ち倒せるため、キーを押すたびに爽快になれるぞ。

名誉の一騎打ちに勝て!

 さらに、西部劇ならではの一騎打ちシステムも存在する。

相手が銃を抜いたらこちらも抜け!

 これは相手にエイムをあわせておき、相手が銃に手をかけた瞬間こちらも素早く抜いて倒す、という対戦モードだ。

 1発で全てが決まる状況のなかでエイムを合わせ続け、さらに相手よりあとに銃を抜いて先に倒す難しさから生まれる極限の緊張感。これぞ一騎打ちの醍醐味である。

 もちろん相手より先に抜けば確実に倒せるが、そんな不名誉な戦いをする奴はガンマンの風上にも置けないってもんだ。

不名誉な勝負は許されない

アーケードモードやデュエルチャレンジも

 ゲームはエピソードを楽しむストーリーモード以外にも、敵を撃ち倒して稼ぐスコアに特化したアーケードモード、さらには上述の一騎打ちだけを楽しむデュエルチャレンジといったゲームモードも用意されている。

 ストーリーにつかれたときは、これらのモードでスゴ腕ガンマンっぷりを味わうのも良いだろう。

西部劇の世界に浸ろう

 そしてこれら西部劇の世界を楽しませてくれるのが、トゥーンレンダリング的グラフィックである。

カットインは最高の一言

 史実で有名な人物、武器などを発見したときは、わざとらしい謳い文句とともにイラストのカットインが挿入される。さきほどまでの撃ち合いから一転して、プレイヤーには物語が強調される。

こういった仕掛けのあるFPSは珍しい

 ストーリーモードのステージ内には「真実のかけら」なるアイテムもあり、それらを集めると史実の人物紹介も楽しめてしまう。こういう歴史好き向けの資料も、ゲームの面白さを引き立てている。

 今や映画や小説のなかでしか知ることのできない西部開拓時代。あの時代の熱気を、このゲームは感じさせてくれる。少しでもガンマンに興味があるなら、プレイしない手はないぞ。

Steam用にオススメのゲーミングPCはこちら

ユニットコム『LEVEL∞ (レベル インフィニティ) C-Class | コンパクト・ミニマムモンスター・ゲーミングPC』

『Call of Juarez Gunslinger』
●Ubisoft
●1480円(2013年5月22日リリース) ※価格は記事掲載時点のものです
対応OS Windows
ジャンル アクション
(c) 2013 Ubisoft Entertainment and Techland Sp. z o.o. All Rights Reserved. Call of Juarez marks are trademarks of Ubisoft Entertainment and Techland. Techland is a registered trademark of Techland Sp. z o.o. Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.

■著者:篠原修司
・Steamのプロフィールページ:Steam コミュニティ :: KiDD
・Twitter:@digimaga

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