注目のコンパクトPCケースはまだまだある
拡張性と自由度の高いNCASE「M1」だが、ほかにも数多くのMini-ITX自作向けPCケースが登場している。種類豊富なPCケースを扱うツクモパソコン本店3階のPCケース王国に、人気があるMini-ITXケースを聞いてみた。
ひとつ目は、ディラック「Qbee」だ。「ビデオカードは搭載できませんが、高品質な塗装やカラバリ、コンパクト性で人気」とのこと。Lian-Li「Q02」シリーズを日本仕様にカスタマイズした製品で、149(W)×200(D)×230(H)mmのコンパクトサイズながら、最大3台の2.5インチHDD/SSDと薄型光学ドライブを搭載できる。
「あと、『M1』と比べると大きいですが、270mmまでのビデオカードや水冷に対応するLian-Li『PC-Q10』が人気ですね。『M1』の次回入荷を待てない人はこちらがオススメですよ」とのことだ。
個人輸入で買うコンパクトPCケースにも注目
コンパクトゲーミングPCを組む上で、見逃せないPCケースが、ゲーミングデバイスなどを販売しているCOUGARブランドのPCケース「QBX」だ。
ボード長350mmまでのビデオカードや、140mmまでのATX電源ユニット、240mmラジエーターに対応し、本体サイズは178(W)×368(D)×260(H)mmに収まっているのがポイント。生産性を向上させた、量産型「M1」的な感じになっている。
「QBX」は2014年6月の「COMPUTEX TAIPEI」で展示され、同年8月発売予定だったPCケース。デザインを見てピンと来た人もいると思われるが、ツクモやIiyamaのLEVEL∞ブランド、マウスコンピューターで販売されている小型ゲーミングモデルとデザインやサイズなど、いろいろ似通っている。このあたりがPCケース単体で販売されない大人の事情のわけだったりする……。
PCケースに3万円はちょっと出せない、でもコンパクトなゲーミングPCを、自分で構成パーツを選びながら組みたいという人は、個人輸入に挑戦しよう。個人輸入はどうしても不安がつきまとうが、比較的簡単で、送料も安めな米Amazonでも、日本国内発送対応で「QBX」を扱っているのでオススメだ。
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