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飯田橋クラウドクラブ(略称:イイクラ) 第11回

AWSのエコシステムに入るには、やっぱり覚悟が必要?

DBもBIもセキュリティ監査も!AWSがもたらす破壊力を語るの巻

2015年11月06日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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ラスベガスのAWS re:Invent 2015で初日の基調講演についてみんなでワイワイ語る飯田橋クラウドクラブ(略称、イイクラ)の2回目!前回は、プレミアコンサルティングパートナーの追加やAmazon Snowballなどがテーマだったが、今回はDBマイグレーションやBIや監査ツールなどが大きなテーマですよ。

今回の登場人物(敬称略)

 

SCSK浅野:SCSK サービス開発部 浅野佑貴。SCSKにおけるAWSビジネスの立ち上げに参画したのち、ハイブリッドクラウドコントローラーの企画開発を担当。第2回AWSウルトラクイズチャンピオン。




 

ijin:クラウドソースCCO、ウォルティCTO、HDEテクニカルアドバイザーのMichael H. Oshita。アメリカより来日してはや十数年になるAWSを得意とするクラウドアーキテクト。




 

TIS内藤:TIS プラットフォームサービス企画部 内藤稔。新規事業領域の創出を推進。TISにおけるAWSビジネスを立ち上げ。事業企画から営業、システム設計まで行なう「自分でパス出して自分で拾いに行く」人。




 

吉田(真):フリーランスで会社設立準備中のエンジニア吉田真吾。普段はエンタープライズ企業へのAWSやDevOps文化の導入、数社の技術顧問などを行なっている。





 

ISID品田:電通国際情報サービス(ISID) クラウドビジネス推進部 品田裕平。渥美エバンジェリストのSP卒業後、ISIDの夜の工作を一手に担う。




 

ウルシステムズ吉田(悦):ウルシステムズ クラウドサービス本部に所属する吉田悦万。ビッグデータの活用や機械学習が大好きな自称エンジニア。




アスキー大谷:クラウド界隈に出入りするTECH.ASCII.jpの担当記者 大谷イビサ。今回連載の主催者・執筆者。会場で盛り上がるre:Invent参加者をお酒で釣り、おいしい話を聞こうとしている。


 ただいま10月7日22時で、初日の基調講演が終えた夜。re:Invent 2015の会場となっているThe Venetian/Palazzoのオオタニの部屋で、呑みながら初日の基調講演についてAWSユーザー・パートナーの方々と熱く語っています。前回はTISさんのプレミアコンサルティングパートナー話とSnowballがネタでしたが、今回はどんな話が出てくるのやら。

オラクルを意識したデータベースのマイグレーション

アスキー大谷:初日はデータマイグレーションは大きなテーマでした。「AWS Database Migration Service」が出て、ツールとしての「Scheme Conversion Tool」があり、けっこう握りに来ている感じでしたね。

ISID品田:昨年、Aurora出したタイミングで、たぶんあれはロードマップにありました。

ウルシステムズ吉田(悦):はい。AWSの人も確かあったと言ってました。

ISID品田:去年もオラクルからの移行は大きなテーマだったけど、その方法論までは言及がなかった。

吉田(真):結局、そこが重要じゃないですか。異なるバージョン間での移行でも、SQL生で見なければ行けなくて、数%は必ず移行できないやつがある。

アスキー大谷:でも、AWS Scheme Conversion Toolの移行率80%って本当なんですかね。

AWS Scheme Conversion Toolでの移行率は80%を謳っているが……

ウルシステムズ吉田(悦):確かに80%らしいですが、どうしても変換できないコードはあるそうです。PL/SQLってローカルのファイル読めたりするじゃないですか。オラクル独自のマテビューとか、パーティショニングとか、そういうのは難しいようです。

SCSK浅野:それもS3やEFSに置いたら読めますとなったらすごいですね。それにしても、80%でOKという割り切りはすごいなと思いました。

吉田(真):でも、そこからなんですよ。コストがかさむの!

SCSK浅野:でも、敷居が下がるので、ユーザーもやろうって気になるじゃないですか。

ISID品田:しかもAWSって80%以上に上げて来るじゃないですか。1年後には100%にはならないにしろ、かなりのパーセンテージになってる気がします。

吉田(真):要はアプローチの問題。最初の80%である程度移行して、2回目は移行できないやつに変換ルールを食わせる。こうしてテストを繰り返して、イテレーションを続けていくと、確実に上がっていきます。とにかく数万本単位で試したいですねえ。

アスキー大谷:では、帰国して吉田(真)さんが最初にやるのはデータマイグレーションですね。

ISID品田:そう言えば、吉田(真)さんはオラクルのエキスパートですよね。

SCSK浅野:試してブログ書いたら、トラフィック集め放題じゃないですか。検証結果がシェアされるとうれしいですね。いずれにしても、AWSとしてはオラクルから持ってきたいわけですよね。

吉田(真):そう。初日に出た「RDS for MariaDB」もわかりやすいオラクル外しです。

新たにRDSでサポートされたデータベースはMySQLからフォークしたMariaDB!

ISID品田:去年のAurora出たときと反応が違いましたね。ちょっと冷ややかという言うか。

SCSK浅野:結局、みんなMySQLでけっこう満足しているのでは(笑)。

(次ページ、QuickSightでBIベンダーは淘汰されるのか?)


 

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