睡眠状態を自動で検知
さて、SmartBand 2を使うには、専用アプリの「SmartBand 2 SWR12」が必要。そしてこのアプリは、iOS 8.2以降の「ヘルスケア」に対応しています。専用アプリをダウンロードして、SmartBand 2のコアとペアリングし、ヘルスケアの設定をすれば、歩数のカウントや心拍数の計測が記録されます。
ところで、SmartBand 2は、睡眠状態にあるかどうかを自動で検知します。使用開始初日はそうとも知らず、うっかり装着したまま寝てしまいましたが、しっかり睡眠時間がログに残っていました。
と、第一印象はかなりよいSmartBand 2ですが、気になるのはバッテリーの持ち時間です。10分の間に2分間心拍を計測する通常設定で約2日間と発表されていますが、これが微妙なところ。Apple Watchよりはマシですが、ちょっと短い。心拍センサーをオフにすると約5日持つということですが、それではSmartBand 2を使う意味がない。
たとえば同じように歩数、心拍が測れるFitbitの「Fitbit Charge HR」は、ギリギリ5日は持つので、もう少しがんばってほしかったようにも思います。2日に一度、コアを取り出してUSBでつなぐ行為が、果たして習慣になるかどうか。とりあえず2週間使ってみて、そのほかの機能なども含めて、再度ご報告したいと思います。
著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)
1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ