実写比較でもisai vividがリードという判断
続いて実写比較。いつものように同じ被写体を撮影して、デジイチのキヤノン「EOS 70D」の写真と比較する。設定はどの機種もオートに。その写真が以下の4枚だ。
一目瞭然といった感じで、違いがよくわかる。デジイチとisai vividを見ると背景のカーテンがよく似ている。全体的に見てもデジイチとisai vividは黄色っぽい。
これは前サイクルが終わってから、筆者が蛍光灯を暖色系に変えているからだろう。実際の様子に近いのだ。
AQUOS 2機種はカーテンの色が白っぽく、全体もそうだ。ただ写真だけを見ればこちらのほうがキレイに感じる人も多いだろう。特にAQUOS ZETAは一見自然に見えるほど。AQUOS XxはZETAよりもさらに白っぽい。
暗所撮影の比較では
AQUOS ZETAがリードと判断
暗所の撮影比較も行なった。被写体は一般的なオフィスよりもかなり暗い約150ルクスの明るさに設定している。
背景の色を見るとAQUOS ZETAがデジイチに近く、アヒルの人形では腹のあたりを見るとisai vividがいい感じ。さらにカラータイルを見ると、とくに上の白タイルがAQUOS Xxがよく見える。このように判断が難しいが、AQUOS ZETAが一歩リードと判断した。
インカメラ比較は3機種とも潰れ気味……
だがAQUOS Xxが明るめで目を引く
インカメラでも撮影比較を行なった。こちらは単純に筆者の主観でキレイなものを1位とする。ただしisai vividは筆者が設定をミスしたのか左右反転してしまった。この点は評価に入れないことにする。
またAQUOSの2機種はインカメラの位置が下にあるため、本体を上下逆にして撮影。初期設定で2秒のセルフタイマーがセットされていたのでそのまま使用している。
危惧していたとおり、3枚とも画素数が低いのでパソコンの画面で見ると粗く見える。
そのなかで細部が比較的はっきりしているのはisai vivid。全体的な雰囲気もメインカメラに近いやや黄色っぽい印象だ。しかしアヒルの人形やカラースポンジ、造花を見ると色が褪せて見える。パッと見てキレイに見えないのだ。
一方のAQUOS 2機種は、アヒルとカラースポンジで色がやたらクッキリとしていて目を引く。パッと見てキレイに感じるのはこの2機種だろう。より明るく撮れたAQUOS Xxを勝ちとしたい。
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