PCパーツ人気ランキング&店員も欲しがる旬なパーツ(8月28日~9月28日)
【売上ランキング】CPU「Skylake」の売れ筋をチェック
2015年09月30日 20時30分更新
毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースファンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
どこを重視するか選べる第6世代Coreプロセッサー
Core i5シリーズやTDP 35Wの省電力モデルが登場したことで、予算と用途で選べるようになった第6世代Coreプロセッサー。
LGA 1150の第4世代と比べると1万円台のお手ごろ価格となるCore i3やPentiumの第6世代は、バルク品の省電力モデルしか登場していないため、ラインアップは少ないが、Skylakeの販売解禁から約2ヵ月、下位モデルやH170搭載マザーボードの登場からも約1ヵ月経ち、売れ筋モデルは明確になってきている。
すでに大型連休のシルバーウィークを使って、LGA 1151プラットフォームで新調した人も多いと思うが、今回はCPUの売れ筋をチェックすることにした。ランキングの集計期間は1ヵ月で、集計は前回のマザーボードと同じくBUY MORE秋葉原本店にお願いしている。
トップは最上位の6700Kでキマリ
第6世代CoreプロセッサーSkylake 集計期間 8月28日~9月28日 BUY MORE秋葉原本店 | ||
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順位 | 製品名 | 実売価格 |
1位 | Intel「Core i7-6700K」 (LGA1151/4コア/8スレッド/定格4.0GHz/TurboBoost4.2GHz/TDP 91W) |
4万9980円 |
2位 | Intel「Core i7-6700T(バルク)」 (LGA1151/4コア/8スレッド/定格2.8GHz/TurboBoost3.6GHz/TDP 35W) |
4万3480円 |
3位 | Intel「Core i5-6600T(バルク)」 (LGA1151/4コア/4スレッド/定格2.7GHz/TurboBoost3.5GHz/TDP 35W) |
2万9580円 |
4位 | Intel「Core i5-6500」 (LGA1151/4コア/4スレッド/定格3.2GHz/TurboBoost3.6GHz/TDP 65W) |
2万8180円 |
5位 | Intel「Core i5-6500T(バルク)」 (LGA1151/4コア/4スレッド/定格2.5GHz/TurboBoost3.1GHz/TDP 35W) |
2万6580円 |
6位 | Intel「Xeon E5-E5-2620 v3」 (LGA2011v3/6コア/12スレッド/定格2.4GHz/TurboBoost3.2GHz/TDP 85W) |
5万6180円 |
7位 | Intel「Core i7-6700」 (LGA1151/4コア/8スレッド/定格3.4GHz/TurboBoost4.0GHz/TDP 65W) |
4万4700円 |
8位 | Intel「Core i3-4170T(バルク)」 (LGA1150/2コア/4スレッド/定格3.2GHz/TDP 35W) |
1万5680円 |
9位 | Intel「Core i5-6600」 (LGA1151/4コア/4スレッド/定格3.3GHz/TurboBoost3.9GHz/TDP 65W) |
3万1180円 |
10位 | Intel「Core i7-4790S」 (LGA1150/4コア/8スレッド/定格3.2GHz/TurboBoost4.0GHz/TDP 65W) |
4万280円 |
※価格は9月16日時点での価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
最上位が“鉄板”という法則は変わらず、「Core i7-6700K」がトップにランクイン。インテルのメインストリーム向けCPUとしては、高額な5万円近い価格だが、LGA 1151対応CPU最高峰のパフォーマンスという魅力には抗えないところだろう。
そのほかは、さすが自作初心者からサーバーや3D CAD用途などまで、幅広い用途のPCパーツを扱うBUY MORE秋葉原店だけあって、省電力モデルの“T”型番やXeonがランクインしている。なかでも、第6世代の“T”型番は全4モデル中(Core i3/Pentium除き)3モデルがランクインと人気に。
BUY MORE秋葉原本店のスタッフによると「第6世代の省電力モデルはTDPが35Wの割に、最大クロックがあまり落ちていないのがいいですね。とくに2位のCore i7-6700Tは4コア/3.4GHz動作(1コア/3.6GHz)で、TDPが35Wと低いですから、性能も欲しいけど、消費電力や発熱を抑えたいという人には最適でしょう」とのこと。
なお、TurboBoostの動作クロックはCore i7はこちら、Core i5はこちらで確認できる。
“T”型番はバルク品のため、通信販売はもちろん、秋葉原のPCパーツショップでも取り扱いが少なかったりする。そんななか、BUY MORE秋葉原本店では、ひと通りのモデルを扱っているのもランクインしている要因だろう。
そのほか第6世代Coreは、価格と性能のバランスがいい「Core i5-6500」やそれぞれCore i7とi5の最上位モデルに次ぐスペックとなる「Core i7-6700」と「Core i5-6600」がランクイン。売れ筋の傾向は第4世代と同じ感じで、この辺りが第6世代Coreの定番となりそうだ。
(→次ページヘ続く 「ショップに聞いた今週のオススメパーツ」)