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業界人の《ことば》から 第160回

ソニーの新たな種にも、熱視線を送るパナソニック津賀社長

人のやらないことやる、日本企業はそれを忘れていいのだろうか?

2015年09月16日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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今回のことば

 「SAPでは様々な試みを行っている。そのなかから、ソニーの将来の柱になる芽が出てくると期待している」(ソニー・平井一夫社長)

スタートアップから始まったソニーの原点へのチャレンジでもある

 ソニーは、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2015において、新規事業創出プログラムであるSony Seed Acceleration Program(SAP)に関して、5つの成果を、同社ブースで公開した。

 SAPは、平井一夫社長直轄のプロジェクトとして、2014年度からスタートしているプログラムだ。

平井社長の左手にはwena wristが光る

 同社では、「新たな顧客価値の創造や、イノベーションを通じた感動を生み出し続けるために、従来の組織や事業体系の枠を超える商品や事業の創出を支援および育成するために、社内体制の整備を進めてきた。そのひとつがSAPとなる。新しいコンセプトの商品や事業を積極的に導入していくために、社内から提案される新たなビジネスコンセプトのスピーディーな事業化を促すことを狙っている」と位置づける。

SAPに対する宣言がソニーブースには掲げられていた。

 さらに、SAPでは、「First Flight」(ファースト・フライト)と呼ぶサイトを開設。同サイトには、クラウドファンディングおよびEコマースの機能を持たせ、企画段階からビジネス案を紹介するとともに、新たな製品やサービスを利用したい人や、プロジェクトの事業化を応援したい人とを結びつける仕組みも用意している。

 また、同サイトでは、事業化の初期段階にあるプロジェクトに対して、リアルな市場ニーズの検証や、ユーザーとのダイレクトな対話を通じた共創型の開発および商品改善にもつなげることができ、新たな事業の立ち上げを加速することができるとしている。

 ソニーの平井一夫社長は、「SAPは、スタートアップから始まったソニーの原点へのチャレンジでもある」とし、「ソニーのイノベーションの原点は、人のやらないことをやるスピリット。情熱をもった起業家たちが、従来の枠を超えて具現化した『これは』という新コンセプトを、リスクを恐れず世に問うていく。それをリーンかつスピーディーに支援するのがFirst Flightになる」という。

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