ソニーは8月31日、「おサイフケータイ」やスマートフォンとの連携機能を搭載する腕時計「wena wrist(ウェナ リスト)」のクラウドファンディングを開始したと発表した。
過去、“柄が変わる腕時計”の「FES Watch」や、スマートDIYキット「MESH」などの開発を行なった(関連記事)、ソニーによる新規事業創出プログラムの新プロジェクト。
wena wristは、非接触IC技術「FeliCa」を活用したおサイフケータイ機能をバンド部に搭載する。さらに、スマートフォンと連動して電話やメールの着信、SNSの更新を光や振動で知らせる「通知機能」や、歩数や消費カロリーなどを記録できる「ログ機能」もある。また、防水にも対応している。連続駆動時間は約1週間だ。
対応OSはiOS 8.0以上。おサイフケータイ機能は、wena wristと連動させたiPhone/iPadに「おサイフリンク」アプリをインストールすることで利用可能となる。
デザインは、Chronograph(クロノグラフ)とThree Hands(3針)の2タイプを用意。アナログ腕時計の伝統的なスタイルを尊重しながら、製品コンセプトに合わせシンプルさを追求したという。カラバリはブラックとシルバーだ。
クラウドファンディングとEコマースのサービスを兼ねたサイト「First Flight」で、3万4800円から6万9800円の支援を製品代として受け付けている。受付期間は2ヵ月間だ。
9月15日から18日まで、品川のソニー本社1階でwena wristをタッチ&トライできる(各日18時から20時まで)。また、9月4日からベルリンで開催される「IFA 2015」のTecWatchエリアでも体験展示を行なう。
訂正:メーカーが当初発表した支援コースの価格に訂正が入りましたので、修正します。(2015年8月31日)